2011年4月 5日 (火)

人々を魅了する聖なる川、ガンジス川

Ganga2

先日「インド世界遺産紀行10日間」の添乗より帰国しました。
インドが世界に誇る石窟寺院アジャンタ、エローラ遺跡を訪れ、 最後はインドの代名詞ともいえる白亜色に輝くタージマハルをご覧頂く、北インドの魅力を凝縮したツアーです。
今回は、インドを訪れたお客様が最も印象に残った場所としてあげられる事の多い、「ベナレスのガンジス川での沐浴風景」についてお話させて頂きます。

弊社のツアーでは、インドのベナレスで早朝のガンジス川をご案内しています。
ベナレスは母なる河ガンジス川が流れる場所で、 インド人が一生に一回は訪れたいと願っているヒンドゥー教徒の聖地です。 ベナレスの観光では、朝もまだ日も昇らない薄暗い中、朝の沐浴風景を見るために出発します。今回は2月の下旬に訪れたのですが、ヒンドゥー教の三大神シヴァ神の結婚した日と丁度重なり、 通常の3倍以上のインド人が、ベナレスに集まっていました。

Ganga

ガンジス川はヒンドゥー教三大主神の、シヴァ神が棲んでいるカイラーサ山から流れ出るもので、シヴァ神の頭からガンジス川の水が流れ出ていると考えられています。インドを旅行する際に所々でヒンドゥー教の神様を目にしますが、その中でもシヴァ神は非常に人気で、破壊再生の神様として祭られています。
ベナレス観光の日、私達はボートの上から、沐浴する人々を眺めました。シヴァ神の結婚を祝い、祈りながら沐浴をする人々、まさに「これぞインド」といった光景が広がります。
「沐浴」とは、私達日本人にとっては、あまり馴染みがございませんが、人々がガンジス川の水で髪の毛や体を洗うことを言います。ガンジス川の聖なる水は触れるだけで、罪や穢れを洗い流し解脱に導くものと考えられる非常に有難いお水です。 ご興味のなかったお客様もガンジス川を訪れると、思わず水を手にとってしまいす。
お水を汲んで小さなビンに入れて、持って帰るお客様もいらっしゃいました。朝早くからヒンドゥー教の人々は集まり薄明かりの中、寒さも気にせず服のまま川肩まで浸かります。何かを熱心に唱えながら何度も何度も一生懸命お祈りする人。ガンジス川に顔をつけながら泳いでいる人。家族同士でガンジス川の水をかけあっている人。沐浴のやり方は人それぞれですが、祈ることが幸せに繋がると信じ、何度もお祈りする人々を見て、胸をうたれ、ベナレスに来て良かったなと感じます。その光景はインドの日常そのもので、活気に溢れインド人の生活とガンジス川の深いつながりを感じずにはいられません。
インドでは死んだ後、遺体を火葬し、灰をガンジス川に流すというのが理想とされています。 その為、川沿いにはいくつか火葬場もあり、インドの宗教観や生活、人生を考えさせられます。 だからこそこの地には世界中から人々が集まるんだなと感じることができます。
インドの最も印象に残った場所として名前が挙げられるのことの多いベナレス。

インド人の祈る姿に、 何かを感じることができる場所ベナレス。是非一度訪れていただきたい特別な場所です。

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