2011年4月12日 (火)

テキーラの故郷へ行ってきました!(メキシコ)

001 先日「メキシコ世界遺産大紀行18日間」より帰国致しました。ツアータイトルにもあるとおり、このコースの魅力は29あるメキシコの世界遺産のうち19箇所をバスで巡る点です。メキシコを代表する世界遺産、ピラミッドで有名な古代遺跡チチェンイッツァやテオティワカンはご存知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、今回はカラフルな町並みに思わずカメラを向けてしまうような、北部の町々、グアダラハラやグアナファト、サン・ミゲル・デ・アジェンデなどスペイン植民地時代の姿を色濃く残すコロニアル都市まで足を延ばしました。

一言に「世界遺産」といっても、全てが遺跡や町や建物などと言った目に見えるものばかりではありません。今回訪れた世界遺産のひとつ「古代テキーラ産業施設群」はメキシコ銘酒のあの「テキーラ」を造る過程が登録されているのです。

メキシコ第二の都市でありハリスコ州の州都でもあるグアダラハラからひたすら真っ直ぐ伸び003 る国道を走ること約80キロ、辺りはカラカラに乾ききったゆるやかな丘陵地が広がりはじめ、そこに銘酒の故郷テキーラ村はあります。テキーラの原料、竜舌蘭(アガペ)は雨が少ない、水はけの良い火山灰地質の土地を好むのです。放射状に伸びた、たくさんの棘が、まるで竜の舌の形に似ていることから名づけられた“竜舌蘭”。近くで見ると、そのとげとげしい、厳つい風貌に一瞬驚いてしまいました。でも刈り取り職人(ヒマドール)によって特殊な鎌で、その一つ一つの棘が切り落とされると、まるでパイナップルの様な丸い姿に変わります。アガペはこの容姿になり、はじめてトラックにどさっと詰まれ、村の醸造所へと運ばれるのです。

002 私たちが訪れたのは、メキシコでテキーラ認定第一号に選ばれた醸造所「クエルボ」。七年程、畑で過ごし大きく成長したアガペは収穫され、醸造所のオーブンで約38時間、蒸気の中で煮込みます。煮込んだアガペの成分は糖化し、その香りも醸造所内にも立ち込めるほど強くなります。その後、粉砕機で細かくされたアガペの甘いシロップは33度前後の一定に保たれたタンクで管理され発酵します。アルコールが生まれると液体は蒸留され、度数が高められていき、樽で熟成された後、テキーラとなって店頭に並ぶのです。銘酒テキーラが生み出されるこのプロセスは創業から250年たった今でも、変わることなく受け継がれる伝統的な方法です。シロップが管理されるタンクの構004 造などは未だに極秘で各醸造所オリジナルのものだそうです。

現地の人々がテキーラを一杯やるときは、手の甲につけた一つまみの塩をなめ、一気に口に含み、最後に口の中に直接ライムを搾ります。私たちもツアー中、何度か見かけることがありましたが、彼らが陽気なマリアッチの調べにのって、50度近い高価な嗜好品でもあるテキーラを思い切って楽しむ姿は、まさに太陽と情熱の国・メキシコの文化を象徴しているかのようでした。(三橋)

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