2011年4月 6日 (水)

イエスゆかりの地を訪ねて(イスラエル)

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四国とほぼ同じ面積のイスラエル。8日間でその半分をバスで巡る「ビジット・イスラエル」は、野花咲くゴラン高原から始まり、砂漠地帯のリゾートと呼ばれる海抜-400mの死海、そして世界三大宗教の聖地エルサレムまで、それぞれの町で移り変わる景色を十分に堪能できたツアーでした。

どの場所も印象に残っていますが、中でも、イエス・キリストゆかりの地は強く心を揺さぶられました。というのも、添乗で訪れる国でご案内する教会や美術館などで、キリストの生涯、奇跡の話に触れることが多いため、旧約聖書、新約聖書の有名な場面を本で読みイメージするのですが、イスラエルを訪問すれば、聖書に出てくる場所が目の前に存在するのです。添乗員でさえも一度は訪れたい国の一つと言えるかもしれません。マリアが受胎告知を受けたナザレ、イエス生誕の地ベツレヘム、奇跡が起きたガリラヤ湖畔、最後の晩餐、ゴルゴダの丘があるエルサレム・・・どの場面をとっても、イエスが過ごした土地の大部分がイスラエルにあると思うと、感動もひとしおです。特にエルサレムは多くの巡礼者、観光客で、イエスが歩いたヴィア・ドロローサはいつも人で渋滞しています。ヴィア・ドロローサ(悲しみの道)とは、イエスが十字架を背負ってゴルゴダの丘まで歩く道を意味し、全長1キロの道中におこった出来事は14ヶ所(ステーション)に分けられ、最後ゴルゴダの丘でイエスが磔刑になった場所は現在、聖墳墓教会が建ち、ギリシャ正教、ローマカトリック、エチオピア正教、コプト教、アルメニア正教、シリア正教の6つの宗派が管理しています。

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午前10時頃、教会に到着し、内部へ入場。太陽の光が微かに差し込んでいましたが、教会内は暗く、巡礼者や観光客が大勢いるにも関わらず、静寂で厳かな雰囲気を感じました。この教会内には磔刑に処せられ、イエスが息を引き取った場所があり、祭壇の下の岩(十字架が立てられたところ)が触れるようになっています。いつも長い行列ができ、中々触れることができない岩ですが、幸いにも、観光客が少なかったため、長時間待つことなく触ることができました。ごつごつとした岩かと思いきや、つるつるとした感触。古から現在に至るまで、想像を遥かに超える人々が願いや思いを込めている証拠なんだと実感しました。また、磔刑後、イエスが墓に納められた場所(イエスの墓)も、長い行列は必至で見学できないことが多いのですが、幸いにも、行列の長さは短かったので30分程待つだけで入ることができました。大きな囲いに前屈みしながら入る小さな小さな入り口があり、そこを抜けると大人三人入るか入らないかというくらいの狭いスペースの中にその墓石はあります。新約聖書によるとイエスは磔刑後、ここに安置されましたが、その後復活し、昇天したため、ここに亡骸はありません。しかし、この場所は他とは違う独特な雰囲気を感じずにはいられませんでした。後ろにもたくさんの列が続いていたため、実際には10~20秒程しか見ることができませんでしたが、この場所がキリスト教徒にとっていかに重要な場所なのかを体感した瞬間でした。

日本に帰国し、もう一度キリスト教の本を読み返すと、目に焼きついたキリストゆかりの地の光景が思い浮かびます。自分自身、今まで蓄えていたキリスト教の知識がさらに深まった有意義な旅になりました。これからの添乗に役立てていけたらと思います。(米村)

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