2011年5月19日 (木)

威風堂々・ポタラ宮(チベット/ラサ)

Tarcho

 この度、「祝25周年企画!青海チベット鉄道とチベット大周遊」のツアーから帰国いたしました。まず、チベットで印象に残ったのは突き抜けるような青空とまっさらな純白の雲でした。標高が高く雲の上にいるのか、毎日が晴天でした。
 旅は標高2200mほどの青海省・西寧から始まります。そこからこのツアーのハイライトのうちの一つである世界最長の天空列車・青海チベット鉄道に乗ってチベット自治区はラサへ向かいます。さらに翌日はポタラ宮の観光とラサ市内、加えて古都ツェタンなどにも足を伸ばします。

 青海チベット鉄道でラサに到着した翌朝、目覚めると思ったより頭は痛くありませんでした。というのもこの地域で一番心配なのは高山病です。高山病対策にまず深く深呼吸をし、コップ1杯の水を飲みました。
 さぁ、本日は今回のツアー最大のハイライト・ポタラ宮まで行きます! バスでラサ市内を走ること10分。その全容が明らかになってきました。天空都市ラサの中心で無言のまま聳える姿に息を飲みます。チベット全土の象徴、総本山である威厳がまざまざと伝わってきました。

 

Korlaバスを降りて高鳴る胸を抑えつつ、皆様でまず深呼吸、そしてゆっくりと歩を進め、全景が見渡せる広場へ向かいます。そこには朝早くからマニ車(経文が入ったこれを時計回りに回すと経を唱えたことになる)を手にしたご老人やハタ(相手に敬意をあらわすときに送る白い絹の布)を首にかけた赤ん坊をおんぶしたお母さんなどがポタラ宮の周りをグルグルと回っていました。敬虔な信者が多いと言われるチベット仏教の深みを感じました。

 我々も総本山に登ります。実は上まで登ると富士山よりも若干ですが標高は高くなるそうです。平地で過ごすより息はすぐにあがってしまいますが、突き抜ける青空と純白の雲のためか空気は新鮮に感じます。それでも皆様マイペースに頑張り、全員到着したときには達成感のために自然と拍手喝采!

 さて、チベットのシンボル的建物で歴代ダライラマの冬の宮殿・ポタラ宮は元々観音菩薩が降り立ったとされる聖なる丘に7世紀、吐藩王国のソンツェン・ガンポ王が妃となった唐の文成公主のためにつくった宮殿です。その後歴代のダライラマが増築を繰り返し、現在の威厳ある姿となっています。もちろんポタラ宮のご本尊は観音菩薩。ダライラマは観音菩薩の化身ともされています。

Potara ポタラ宮には宗教的権威である「紅宮」、行政機関である「白宮」、そして臣下の住居「僧院」が存在します。ダライラマの執務室や謁見室、瞑想室や寝室、洋風のバスルームまであります。ダライラマ14世は新しいもの好きだそうです。ガイドさんからそんな豆知識も聞きながらポタラ宮の観光が終りました。ポタラ宮から降りてきた昼ごろには巡礼のために訪れた地元の人々の数は格段に増えていました。中には五体投地(言葉による祈り、心による祈り、全身全霊を捧げる祈り)で進む巡礼者の姿も。チベットでは五体投地の人に会うことはそう珍しいことではありません。むしろよくあることですが、さすがに日本ではお目にかかれない様子なので、食い入るように見てしまいました。何がそうさせるのか、ここまで彼らを突き動かすものは何なのか。チット仏教を身近に感じた旅となりました。(篠原)

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