2011年5月 6日 (金)

熱狂の渦に酔いしれるリオのカーニバル!!(ブラジル)

001  先日、「南米四大自然、絶景大紀行 17日間 のツアーより帰国致しました。このコ-スは、リオのカ-ニバル本選の観戦に加え、南米を代表する大自然である、バタゴニアのモレノ氷河、ブラジルのアマゾン川、ギアナ高地のエンジェルフォールを巡るという南米のハイライトを一度で網羅出来るコ-スです。

今回は、比較的、天候にも恵まれ、南米の四大自然、そして、リオのカーニバルを堪能することが出来ました。 バタゴニアでは、快晴の中でモレノ氷河の崩落を見られ、ギアナ高地では、乾期でありながらラトンシ-ト島まで進め、展望台より雄大なエンジェルフォールを真下より臨むことが出来ました。そして、ツアーのメインであるリオのカ-ニバル!カーニバルといえば、リオ!と言われる程、世界で最も注目されているカーニバルです。今回は、このリオのカーニバルについて、お話させて頂きます。
 今年のリオのカーニバルは、途中少々の雨には見舞われたものの、最後まで素晴らしい003 内容のカ-ニバルでした。 弊社では、見応えのある本選にこだわっており、席も花道から近い特別指定席をご用意しております。本選出場の12チームの内、6チームが2日に分かれて演技を競い合います。1チーム約3000人程が、約650メートルの花道を80分の持ち時間の中で、精一杯踊り抜きます。 ご存知の方も多いでしょうが、今年のカ-ニバルは、波乱のスタートでした。というのも、今年の2月にカ-ニバルの衣装を管理している倉庫が火災に遭い、本選出場12チームの内の3チームの衣装(約8,000人分)や山車が燃えてしまい、被害総額約5億円、という事件があったのです。カーニバル開催は大丈夫なのか?と心配された方も多かったでしょうが、衣装制作担当の方々は、約1か月間徹夜続きの中、急ピッチで衣装を作り上げカーニバル当日に間に合わせました。本当に頭が下がる思いです。

004 カーニバルは、花火と共に21:00頃より開幕となります。国歌が流れた後、第1チーム目のパレードがスタートします。約650メートルの距離の花道をゆっくり踊りながら、進んできますので、暫くの間は、音楽のみしか聞こえてはきませんが、少しずつ我々の耳に入ってくる音楽と歓声が大きくなるにつれて、私達の胸の鼓動も徐々に高まってきます。そして、いよいよ、我々の目にサンバ隊の姿が飛び込んでくると、観客の熱狂も最高潮に達します!一年の中で、この日の為に磨きあげられた美しいボディに、煌びやかな衣装に身を包まれたサンバ隊。まさに、美の競演!!美しいサンバ隊だけでなく、チームごとのテーマに沿ったコスチューム、踊り、豪華に飾られた山車も必見です!この日の為に、手間暇掛けているだけあり、どのチームも山車、衣装、踊り、そして笑顔も素晴らしく、長い?と思われがちな80分はあっという間に過ぎ去ってしまいます。途中、少しの間雨には降られたのですが、その中でも表情一つ曇らすことなどなく、最後まで笑顔を絶やさず、踊り続けたチームもありました。プロ意識を貫き通しているその姿は感動的であり、心突き動かされるものでした。
 
 一年のこのカーニバルの日の為に、日々、練習を重ねてきたサンバチームの出場者達002 や、寝る間を惜しんで衣装や山車の製作に取り組んで来た人々等、多くの人々が情熱を注ぎ、本気で取り組んでいるからこそ、見る者の心を獲られ、熱狂の渦、そして感動を呼ぶのでしょう。
 
 そんな、熱狂冷め止まぬリオのカーニバル。 また、来年もサンバの音楽と共に彼女、彼等に会いたい。。。(井手)

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