美味しいメキシコ
先日、「メキシコ物語 15日間」より帰国しました。乾季も終わ りの時期に入ってきましたが、幸い、雨に降られることもなく、また同時期に日本で満開を迎えた桜を見ることは出来ませんでしたが、メキシコシティ近郊で、今年は少し遅咲きだったジャカランダが満開とあって、ただでさえ見所の多いメキシコ旅行に、紫に色づいたメキシコを楽しめたことは、素敵な特典のようでした。登録されている世界遺産の数が31件と、その数で世界でもトップ10に入るメキシコ。今回の旅行では、そのうち14ヶ所を訪れました。それは大学内の中央図書館の壁画であったり、16世紀のコロニアル都市であったり、そしてマヤの遺跡と多彩なもので、毎日私たちに驚きと感動を与えてくれました。マヤの遺跡などは以前にもご紹介させて頂いているので、今回は別の楽しみ、メキシコの美味しい食事についてです。
去年、メキシコの伝統料理が世界無形文化遺産に登録されました。料理が?と思われる方も多いでしょうが、メキシコ料理にはそれだけの魅力があるのです。メキシコ土着の食材(トウモロコシやフリホル豆)、そして先住民族の調理法が、西欧からもたらされたもの(牛、豚、鳥などの食用の家畜や乳製品)と500年という長い年月をかけて融合した結果が、今あるメキシコ料理というわけです。
私たちはツアーを通して、メキシコの伝統料理、またその地方ならではの食事をお腹一杯、食してきました。食事の前に必ずでるトルティーヤチップスとちょっと辛いサルサソース。出てくる料理を考えてお腹のスペースをあけておきたくても、これが二枚、三枚・・・五枚、六枚ととめられず、結局ちょっぴりお腹もふくれてしまった頃、食事がスタートです。それでも出される料理はどこに入るのかぺロリとたいらげてしまう。これにも訳があります。それはメキシコの人が大好きなライム。彼らはスープでも料理でも飲み物にもライムを搾る。それにより味が引き締まり、その酸っぱさが食欲を倍増させるのです。デザートまでしっかり食べてお腹いっぱい。それでも次の食事が待ち遠しくなるなんて、これは究極のメキシコ料理マジック。
一般に高脂肪で糖分過多なメキシコ料理。ツアー終盤で泊まったホテルにあった体重計。気がついたのはどうやら私だけではなく、夕食の時には「何キロ太った」話でもちきりでした。そう言えば、以前「ぶらり秘境探検隊」のブログでもご紹介しましたが、メキシコは現在世界一の肥満国だそうです。それでも人々はあまり肥満を気にすることなく食を楽しみ、満喫している気がします。
日本に帰ってからダイエットすればいいのです。メキシコにいる間はどうか美味しいメキシコをご堪能ください。(岩間)
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