2011年6月24日 (金)

雄大な自然を満喫、ライン川クルーズ(ドイツ)

Asaparblogtemplate ドイツの添乗より帰国しました。季節は気持ちの良い春、天気のいい日は初夏の空気を感じることができた15日間でした。町歩きをする中で、どの町にもあるマルクト広場には市場が並んでおり、この時期ならではのシュパーゲルと呼ばれている白アスパラが並んでいます。まるでホースの様な太さの白アスパラが台いっぱいに並んでいます。また、この時期は食事にも白アスパラがメインとして登場する嬉しい季節でもあります。
今回のツアーでは、ドイツの南半分の見所を余すところなく楽しめる日程でしたが、その中でも、特にご存知の方多い、ライン川のクルーズについてご紹介をしたいと思います。

Rheinblogtemplate ライン川は、スイス・アルプスの山中に源を発する全長1,320㎞、流域面積は日本の本州と同じくらいある大河です。日本とは平地と山の割合が反対のドイツ、急流ではなくなだらかな流れが特徴です。その流れのうち、世界遺産に登録されているのは約62㎞、特に眺めが素晴らしいとされる中流域です。
今回はコブレンツからリューデスハイムにかけて下流から上流へと向かう、ライン川下りならぬ川上りでのんびりゆったりしたクルーズです。クルーズの途中、岸辺に点々とあるキロ数表示板を見かけますが、これはボーデン湖の湖尻からライン川が流れ出ているコブレンツからの距離を表しています。
この時期のクルーズ、最も素晴らしいのは、ライン川の丘の上の城、次から次へと飽きることなくその雄姿を見せてくれます。中には、古城ホテルとして再活躍しているものもあります。そして丘の斜面を埋め尽くすブドウ畑が織り成す谷間の風景。特に今は緑の葉が茂っており、とても鮮やかにライン谷を彩っています。少しずつ姿を変えていく川の形、流れ自体はとても緩やかなので、船が大きく揺れることもなく、美しい景色を堪能することができます。面白かったのは、丘に世界遺産のマークが作られていること。またデッキでビールやワインを楽しむ人達の姿もちらほら。昼食も船で召し上がることができ、外の景色を眺めながら、このクルーズのハイライトでもあるローレライそしてここで最もよく知られてるのはローレライ伝説。ライン谷のほぼ中央に位置するこの岩山両岸に迫る絶壁ゆえに、水音や人の声を反響させる拡声装置となっていたそうです。古くはルーレライと呼ばれ、Loreblogtemplate 「こだまを待つ」という意味なのだそう。このこだまがあまりにも顕著だったので、いつの間にかここには水の精ローレライが住みつき、美しい歌声で船乗りたちを水底に引きずり込むという伝説になった。確かに、近づくにつれ本当に「見上げる」と言う表現がぴったりな断崖が聳え立っていました。こんなところなら本当に妖精がいて、船を引き込んでいたかも知れない、と思わせる迫力です。
たっぷり6時間かけて約60㎞のライン川クルーズはまもなく終わり。終点のリューデスハイムで下船し、一気に人が増えて賑やかなつぐみ横丁へ向かいます。終ってみるとそのよさを更に実感することまちがいなしのライン川クルーズ。盛りだくさんの日程の中にちょっとしたスパイスの利いたゆったりと贅沢な時間を過ごすことができました。(佐々木)

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