一面の菜の花!春満開のチェコ
先日、「チェコ一周とプラハの休日」のツアーより帰国いたしました。
チェコはどの季節に訪れても美しいのですが、私は、春が一番好きです。青々とした木々、川のせせらぎ、可憐な花々に、生命の強さを感じます。
このツアーは、バスにてチェコを一周するのですが、春を迎えた今、街から街へ向かう道の両脇には、青々とした草原とこの時期に満開の黄色の菜の花を見ながら進んでいきます。
一面に広がる緑と黄色のコントラストは圧巻。私は個人的に、菜の花の黄色い絨毯が好きです。丘陵がどこまでも黄色と緑になっている様は、一瞬息をする事さえ忘れてしまうくらいです。
春は、全ての物が生まれ変わる季節です。チェコの大草原で空気や草、土、花のにおいと一緒に、胸いっぱいに深呼吸すると、心も体も新鮮な気持ちになります。
そんな春を迎えた今回、ご案内させて頂きましたところに、クロムニェジーシュというお城があります。18世紀に建てられたバロック様式のお城と庭園は、当時から殆ど変わることなく保存されている非常に貴重な遺産であり、お城のみではなく、周りの庭園群も同時に世界遺産に登録されています。庭園というと、赤やピンクなど色とりどりのお花が咲くイメージですが、こちらの庭園は少し違います。実は、チェコの人々は、色とりどりの庭園ではなく、緑一色のお庭を好みます。
庭園へと続く門をくぐると、緑色のお庭が広がります。クロムニェジーシュを訪れた朝は、小雨がパラついた後でした。庭園に到着した時に、木々の葉っぱやお花に残っていた雨のしずくが、緑をより一層深く際立たせていました。
お庭の緑色のメインは木々や芝生ですが、その緑一色の中、片隅に可愛らしく咲く花々には、ほっとさせてくれる不思議な力があります。
また、庭園内を流れる川では、この春生まれたばかりの可愛らしい雛たちが、お母さんカモにくっついて泳ぎの練習をしているところに偶然遭遇しました。
チェコは、プラハ、チェスキークルムロフなどの中世の佇まいを残す街も美しいのですが、街から街へ移動する際にバスの車窓から見える、草原、菜の花の風景もこの季節にチェコを旅行する際の見所の一つです。
今回は、春のチェコをご紹介しましたが、季節ごとの楽しみを是非、見つけてみては如何でしょうか。(つは)
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