2011年6月17日 (金)

青空トイレで見つけた小さな春!(中央アジア)

Sabus

 先日「中央アジア大周遊 17日間」のツアーより帰国致しました。天山山脈やイシククル湖の景観が美しいキルギスよりスタートし、青々としたステップ(草原)で草を食むロバや山羊の姿に心癒されるカザフスタン、また中央アジア最大ともいわれるメルブ遺跡や夜も眠らぬ大理石の街アシハバードに驚くトルクメニスタン、そして最後はチムール帝国時代のイスラム建築群に思わず息を呑む“青の都サマルカンド”が有名なウズベキスタン、これらの4ヵ国を駆け抜けるスペクタクルなツアーです!4ヵ国の国境越えはすべて陸路。燦燦と照りつける太陽の下、場所によっては自分の足で約1.5キロメートルも歩いて越えなくてはならないところもあり、無事に国境を突破でき、新たな国の大地を踏みしめた時のあの安堵と感激は言葉に出来ません!

 

Kyrgyzまた浪漫溢れる遺跡やイスラム建築群に加えて、もう一つの魅力といえば、バスの移動でしょう。バスの走行距離はなんと約4,440キロメートル!「長いバス移動は苦手・・・、退屈なのよね・・・」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。でも私たちが訪れた5月上旬はキルギスやカザフスタンちょうど春が訪れる時期。車窓からの景色も様々な色が溢れていました。キルギスでは真っ白なリンゴの花があちこちに咲き乱れ、カザフスタンではポピーやタンポポ、白や紫の小さな野花が当たり一面に咲いていて私達の目を楽しませてくれました。

Kazak さて、中央アジアの移動中のトイレ事情といえば「青空」です。狭い個室トイレよりは開放的で好き!という方もいれば、やはり抵抗が・・・という方もいらっしゃるかと思います。しかし春風に包まれてのトイレタイムでは、ただ停まって用を足すだけではありません。そこには春ならではの小さな発見や喜びがあります。目の前をヒラヒラと飛んでいく喋々に、ウズベキスタンやトルクメニスタンの砂漠では砂漠特有の植物も間近で観察することが出来ます。
 中央アジアには2つの有名な砂漠(というよりも土漠に近い)があります。ウズベキスタン側に広がるキジル・クム(赤い砂)砂漠とトルクメニスタン側に広がるカラ・クム(黒い砂)砂漠です。2つの砂漠の名前(赤と黒)の由来はずばり砂漠の植物サクサウール、“駱駝草”とも呼ばれます。棘々しい見た目ですが成長すると地中深くまで根を伸ばし、主にラクダの餌や燃料になる植物です。このサクサウールが砂漠一面に生えています。その昔、衛星写真を撮ったところウズベキスタン側では茎が白っぽいサクサウールが多く生息し砂漠の赤っぽい地の色をしていた、一方でトルクメニスタン側では茎が茶色っぽいサクサウールが多く生息していたため上から見ると黒っぽく見えたからだそうです。ウズベキスタンでは、青空トイレといえばだいたいキジル・クム砂漠になることが多いのですが、こんな殺伐とした砂漠の中でも春を見つけることが出来ました。そう、春の訪れを感じさせる“サクサウールのお花”です。ピンク色でふわふわとした小ぶりの丸い花。その大きさは車窓からじゃ気づかないくらいのものですが、トイレタイムで下車し、自分の足でその大地を踏みしめれば、こんな過酷な環境でもけなげに生きている植物たちに自然と目がいってしまいます。ガイドさんによるとこのサクサウールは甘いメロンを栽培するには欠かせない肥料となるのだそうです。サクサウールの茎をメロンの畑に刺しておくと繁栄力の強いサクサウールは地中深くに根を張り、メロンに豊富な水分を与え甘いメロンが出来るのだとか!まさに砂漠の人の大発見です。

 そして今回のツアーで再発見したことがもう一つ。中央アジアの人々は本当にフレンドリーで、大らかでした。小さなことは気にしない、目が合えば微笑んでくれるし、私達のようなツーリストを心から歓迎し入国審査の行列も優先させてくれる場面がいくつもありました。これも開放的な大地で育まれたからこその人柄かもしれません。(三橋)

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