旧ソ連でふれた自然と優しさ
1ヶ国目はベラルーシ。首都ミンスクでは数日後に迎えるセレモニーのために、広場や大通りが、国旗の赤・緑・民族模様で飾られていました。独立広場の奥には、今年で建立100周年を迎えるカトリックの聖シモン・ヘレナ教会があり、100とかかれた華やかなタペストリーが掲げられています。その教会の前には、長崎の浦上天主堂から贈られたブロンズの鐘があり、こんなところで日本とのつながりを感じられるとはとビックリ。すると、神父さんが来て、「この教会では、日本で起きた東北・関東大震災のために募金を行っています。」と教えてくれました。遠く離れたベラルーシでも日本を思い活動を行ってくれているのです。他の観光地でも、「日本から来たの?今回の地震や津波の事は、とても残念なことだったね。でも、きっと大丈夫。これからも頑張って!」と声をかけてくれる人が沢山いて、日本人として私自身も何かやれることはないか、と改めて考えさせられました。
そして2カ国目の、ウクライナへ。
6月下旬から7月上旬は小麦の刈り取り時期になりますが、バスの外を見ていると、黄金に輝く小麦畑と雲1つない青空が遥か彼方まで広がっていました。ふいにガイドさんが、「この青色と金色の景色、何か思い出さない?」と。すぐにピンときました、そう、ウクライナの国旗の色です。思わずマイクを握って、さっそく皆様へ同じ質問をすると、すぐに「ウクライナの国旗!」との声が返ってきました。かつてはソ連の穀倉地帯と呼ばれたウクライナですが、国旗の青色はウクライナの大地を覆う青空の色、黄色は大地を染めて実る小麦の色を表しています。実在する自然の美しい国旗を目の前にして、豊かな自然をそのまま自国の国旗にしたウクライナの人々の愛国心を感じました。
最後の3ヶ国目は、モルドバとなります。モルドバは、ワインの生産で有名な国です。どこまでも続くブドウ畑があり、収穫の10月を前に、水々しく潤った萌黄色のブドウが太陽に照らされ、キラキラと輝いていました。またモルドバの各家庭にはお庭があり、そこで自家製ワインを造るのが一般的です。
実際に民家を訪問した時にも、自家製ワインをふるまってもらいましたが、レストランなど飲むことが出来る市販のもの比べて、ものすごく美味しい!というほどではないけれど、育てた人の深い愛情を感じる素朴で優しい味がします。ガイドさんが、伝統料理の食べ方を教えてくれ、和気あいあいとした昼食を楽しむことが出来ました。 お天気に恵まれた青空の下、カラフルな自然の色を堪能し、人々の優しさを感じた旅となりました。秋になると、収穫時期がやってきます。そして黄色に色付く木々たちは、再び美しい景色を見せてくれるのかと思うと、ワクワクします。(内野)
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