2011年7月22日 (金)

人も歩けばキリンに当る(ケニア)

001_2 先日、「ケニア・ハイライト~連泊でゆったりサファリ~9日間」より帰国しました。6月~9月は乾季となり現地でもハイシーズンとなります。乾季ですと草原の背丈が低く動物が見えやすいのと水場に集まりやすいということでサファリのベストシーズンとなります。実際その通り、ライオンやチーターをはじめカバやシロサイなど様々見ることができました。またタンザニアのセレンゲティ国立公園を食べ終えたヌーが草を求めてケニアのマサイマラ国立保護区にやってくるのが丁度この時期ということで、ガイド曰く数百頭にもなるヌーの大群を見てセレンゲティからきた第一弾だと興奮しながら言っていました。

さて今回は連泊中心の日程のツアーですので、通常のツアーではなかなか訪れにくいような002_2 ポイントまで足を延ばしました。その中でお勧めなのがクレッセント島というナイバシャ湖に浮かぶ島です。通常サファリというと4WDに乗ってというのがイメージされるかと思いますが、ケニアでは歩いてサファリを体験できる場所があります。

003_2 アフリカの大地に自分の足で立ち、動物達と同じ目線で歩く。しかもこの湖はアフリカ大地溝帯の中にあり、まさに猿人と人類を分けたといわれる場所なのですから、我々の祖先もこうして動物達に気をつけながら狩りをし生活していたんだなと、何か自分の体に残る進化の記憶みたいなものが反応したように感じました。

クレッセント島は、その生息しているほとんどが草食動物なので歩いて観察することができるのです。面白いことにこちらが近づこうとしても、動物が等間隔で距離をとっています。さて歩き始めてまず見つけたのがキリン。追いしそうに食事をしています。またよく見ると奥にも発見し4頭のキリンに出会うことができました。更にはヌー、シマウマ、トムソンガゼル、ディクディクなどかなりの数の動物と出会うことができたのです。004_2
サファリに初めて来たお客様が動物に感動するのはもちろんですが、それと同じぐらいに、そのアフリカの大地の広さ、壮大さに感動されれて帰られる方が多いです。そして動物と動物との関係も興味深いのです。例えば耳が良くて目の悪いシマウマと耳は悪いが目はいいヌーはいつも近くにいて自分達を狙う肉食動物から逃れるべく共存しています。見れば見るほど生命の神秘さを肌で感じる旅となったのでした。(吉枝)

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