2011年8月22日 (月)

雨降って地をみるスイス

Flowerblogtemplate7/18発「スイスの優雅な休日12日間」の添乗に行ってまいりました。今年の7月のスイス は、天候不順で雲や雨、所によっては雪が降るような天気が多かったです。一日の天気予報も晴れ・曇り・雨のマークが全て付いていて「?」と思ったものですが、山の天気は変わりやすいとはよくいいますがまさにその通りで、朝晴れ⇒昼くもり⇒午後雨⇒夕方晴れ・・・と日によっては順不同ながらもそのような天気を経験してきました。

さて、スイスの天気は山の天気でもあり、なかなか予測は難しいもの。当日になってみないと、あるいは行ってみないとわからないもの。

スイスでこのような天候不順に見舞われた場合は、それなりに各地での楽しみ方があります。天がダメなら地に目線を向けてみましょう。

ひとつは「草花」。雨でも曇りでも花は愛でられます。草花をじっくり眺めているとそこに生きる生物も目に入ります。日本で見るよりも巨大サイズのかたつむりやなめくじ、花の蜜を集める蜂たち。雨で花びらに露がたまっているのはとても絵になります。また花の写真を撮るには日光が強すぎると色がHannikublogtemplate白っぽくなってしまいまう為、曇りのときの方が写真を撮るにはよいとも言われております。前向きに曇り日は花の写真撮影にベスト!と思って撮りましょう。

ひとつは「動物」。夏の時期だと有名な観光地ツェルマットのメインストリートでは、夕方16:45~17:30の間に牧から降りてきた山羊の群が通ります。長毛の山羊さんたちの群はツェTsuerumattoblogtemplateルマットに滞在していましたら必見です(観光客への見世物ではないので先に記しましたように時間はその日その日で異なり、雨のときは通らない場合もあります。それも一興とのん びりした心構えで待って下さい)。ゴルナグラード展望台では運が良いとミネラルの餌場にゲムゼ(アルプスカモシカ)を見ることが出来ます。またサッカー日本代表も合宿したサースフェーでは、シュピルボーデン展望台やハンニック展望台の周辺にはマーモットが生息しています。野生のマーモットは人の気配を感じると甲高い泣き声を発して危険を知らせ、巣穴に潜ってしまいますが、ここのマーモットは人に慣れてしまった半野生マーモットMamottoblogtemplate である為、人が居ても逃げずに手から餌を与えることも出来ます。ビーバーのような灰色と茶色の毛並み、つぶらな黒い瞳はとても愛らしいです。ただちょっと餌をもらいすぎてメタボなところが毎年気になるところです。また牛も所々で見かけますが、日本でよく想像される黒白模様のホルスタインは余り見かけません。白、茶色、長毛、豚鼻、立派な角、様々な外観をした牛を見かけます。そして牧場に響き渡るカウベルの音はなんともいえないのどかさを感じさせてくれます。

ひとつは「家」。スイスの家々はシャレー風で、長い年月によっていい風合いに黒ずんだ外壁、その窓辺に飾る赤いゼラニウムの花との調和。日本のように近隣の家との間に塀がなく、庭も外から見えるためか小人や動物の置物による可愛らしい演出。石の屋根についた煙突から立ち上る煙はまるで童話の挿絵の風景。

他にはツェルマットの町中にあるマッターホルン博物館。マッターホルン初登頂を果たしたウィンパーに関する品々から昔の山村が再現された展示物など見ごたえがあるうえに日本語のパンフレット、説明書きもあり建物内なので天候によってはここに立ち寄られるのもよいでしょう。

スイスは天気が良いに超したことはありませんが、山が見えないときは近くのものも注目してみてください。意外と面白い発見や見所が得られたりします。(高橋)

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