真っ白なレンソイスをより楽しむ方法(ブラジル)
先日、「レンソイス白砂漠とイグアス・アマゾン満喫の旅 12日間」より帰国致しました。近年、メディアで露出が急増しているレンソイス・マラニャンセス国立公園。真っ白な砂漠の世界に、雨季の間に溜まった雨水や湧き水による湖が出現する光景は、まさに自然が魅せる奇跡の風景に違いありません。この白砂漠・レンソイスの紹介は他に譲るとして、今回はそんな白砂漠のすぐ近くに位置する小レンソイスと呼ばれる地域をご紹介させて頂きます。
白砂漠・レンソイスと呼ばれる地域は、ブラジル北東部に位置し、東京23区の二倍もの面積を誇り、どこまで歩いても見渡す限りの白い世界とエメラルドグリーンやブルーの湖がいくつも眺めることができます。この白砂漠・レンソイスは拠点となるバヘリーニャスの街に流れるプレギサス(なまけもの)川の西側に位置し、東側には通称“小レンソイス”と呼ばれるレンソイス保護区が広がっています。今回のツアーは、バヘリーニャスに3泊し、この小レンソイスも訪ねる、まさにレンソイス満喫コースでした。
レンソイス・マラニャンセス国立公園へは、四駆を走らせて、多少の悪路も越えながら向かった先に真っ白な砂丘が現れます。小レンソイスへはボートに乗って、まるでアマゾンに迷い込んだようなジャングルを抜けた先に、突如、砂丘が現れます。砂丘の手前には小さな漁村があり、その漁村から上陸すると、さっそく目の前には砂丘が…。その砂丘を登った先に広がるのは、真っ白なレンソイスとは異なった少し黄色がかった砂の世界。しかし、ただの砂漠と異なるのは、この砂漠にも湖が出現し、期間限定の美しい光景を見せてくれることです。勿論、ここの湖でも泳いだりすることもできます。翌日に向かう、白砂漠・レンソイスの観光に備えて、この小レンソイスでは泳ぐことは控えましたが、あの美しい水を見ていると思わず飛び込んでしまいたくなる衝動を抑えるのにも一苦労でした。
小レンソイスの魅力は砂漠だけに留まりません。レンソイス・マラニャンセス国立公園にも、僅かですが砂漠で生活する人々はいますが、この小レンソイスではプレギサス川沿いに住む、砂漠とともに生きる人々の暮らしも垣間見ることができます。また、マンダカル漁村の灯台からは、レンソイス・マラニャンセス国立公園と小レンソイスの両方を眺めることができ、その広大さを実感することができました。
白く輝く砂と、川のすぐそばに堆積した黄色の砂。そのいずれも光景も美しく、どちらの光景も眺めることで、よりその美しさが際立ってくるのではないかと思います。いつかはレンソイスへ!とお考えの方、是非ともレンソイス・マラニャンセス国立公園だけではなく、小レンソイスも訪れてみて下さい。(吉村)
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