2011年8月15日 (月)

カムチャツカ半島でヒグマ&フラワーウォッチング(ロシア)

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先月、爽やかな初夏のカムチャツカ半島へ行って参りました!今年は夏の訪れが遅かったようで例年はない残雪を見ることも。それでも、たくさんの高山植物が、短い夏を謳歌するかのように一生懸命顔を出していました。バチカゼッツ山群の麓に広がる高原でフワラーハイキングをした時は感動的でした。小さいピンクのヒメシャクナゲ、紅紫色のハクサンチドリ、ちんまり可愛いクロユリ、チシマキンバイソウ、ウルップソウ、ハクサンイチゲ、インディアン・ペイントブラシ…次々にガイドが示す花々をカメラにおさめながら森の中に入って行った私達を待っていたのはびっくりするほどのアツモリソウの群生!ここに、あそこに、わーこんなに!という具合に細い茎の上にくるんと可愛いカールの頭が乗っかっているアツモリソウがたくさん!こんな群生を見たのは初めて、と日頃からハイキングが趣味だというお客様の弁。かなり貴重な光景だったと思います。

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ちなみに森の中、露に濡れた草の間を通るのでヤッケの着用がオススメです。カムチャツカの「蚊」もかなり手ごわいですので虫除けと同時に手には軍手をお忘れなく。手に寄ってくるとカメラを落ち着いて構えられませんから。

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さて、カムチャツカ「半島」と言えど半島全体の面積は日本よりひとまわり大きい!また、手付かずの自然には道路なんてないことも。そこで、移動を兼ねて上空からの眺めを楽しめるヘリコプターが活躍します。今回のツアーでは2つの目的地へ2回のヘリツアーを楽しみました。一つは間欠泉で有名な「ゲーゼル渓谷」、丁度ヘリの目の前で火山がボフン!と噴火した時は驚きました。そしてもう一つの目的地が半島の南端に位置する「クリル湖」です。クリル湖はアジア最大の紅鮭の産卵場です。ここで孵化した稚魚は2年経つとオゼルナヤ川を下って外洋へ行きます。そしてさらに数年の回遊の末、産卵の為に生まれ故郷のこのクリル湖へ戻ってくるのです。この鮭を大好物とするのが、ヒグマ。クリル湖が位置する南カムチャツカ自然保護区は、世界有数のヒグマの高密度地帯として知られます。動物園の檻の中のクマとは違う、野生の生き物。ベースキャンプにはクマよけの電線が張られ、散策には銃を携帯したレンジャーの同行が必須とあれば緊張感も高まります。足跡や糞を辿り、木にこびりついた熊の毛を辿ってゆっくりと湖に沿って進んで行くと…いました、ヒグマが2頭!美味しい鮭をたくさん食べてお腹がくちくなって寝ているのでしょうか、大きなお尻をこっちに向けて呆れるほどダラっと寝そべった姿は人間のよう。やがてのっそのっそと歩いて森の中へ消えていきました。ベースキャンプへ戻ると、かつてこの地で命を落とした動物写真家、星野道夫さんの記念碑があります。大きな空と湖、そのほとりにそびえるビリュチンスキー火山、鮭とヒグマと記念碑とそして私達…全てが大自然に包まれて、その中で無数の小さな営みが繰り広げられている、そんなことをふと思いました。

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蚊に悩まされたり天候にヤキモキさせられたりデコボコ道でお尻が痛くなったり…「自然」が相手のカムチャツカの旅では思うようにならないこともたくさんあります。でも、高山植物やヒグマ、ビストラヤ川での魚釣りやアバチャ湾での海釣り、火山帯ならではの天然温泉などなど、地球の手のひらの上で、大自然の中で遊ばせてもらったことに、感謝の気持ちを感じて、カムチャツカを後にしました。帰国して皆様は、きっと今、写真を見ながらそんな苦労の日々と、それを上回る楽しい思い出を、たくさん思い出してニコニコして下さっているのではないかと思います。(長崎)

カムチャツカ特集ページはこちら(今年度の募集は終了いたしました。来年度の募集は2012年3月上旬発表予定です。)

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