2011年9月16日 (金)

偉大なる山の懐、デナリ国立公園(アラスカ)

Denari  先日「アラスカ大自然探訪の旅 9日間」より帰国しました。アラスカが最も美しい顔を見せる秋に、日本より一足早い紅葉をたっぷり堪能してきました。

 アラスカというと何を思い浮かべる出しょうか?オーロラ、マッキンリー山、サーモンなどでしょうか。アラスカは、実は日本に一番近いアメリカ。そこには手つかずの自然が多く残っています。日本では、植村直己さんが、この北米最高峰のマッキンリー山に登頂し、「世界初の五大陸最高峰登頂」を達成したことでも有名ですし、写真家の星野道夫さんがアラスカの自然に惹かれて写真を撮り続けていたことでも知られているかもしれません。今日はそんなアラスカの魅力のうちのひとつ、デナリ国立公園についてお話させて頂きます。

Bear  このデナリ国立公園の面積は、日本の四国と山口県を足したくらいの大きさ。とても大きな公園ですがアラスカで4番目の大きさ。なんとアラスカ州は日本の4倍の面積のうち、約13%を国立公園が占めているのです。デナリという言葉はアラスカの先住民族の言葉で「偉大なるもの」という意味。マッキンリー山の懐に抱かれた自然に敬意を表した名前になっています。

 例年9月上旬には、ツンドラの大地が紅葉した風景をご覧頂ける時期で、それはまるで、地面に大きな真っ赤な絨毯が出現したかのようです。

 ツンドラとは、アラスカやロシアなどに見られる土地のことで、地下に永久凍土が広がり、高い木などが生えない所。夏の間に地面にはコケ植物、地衣類や草本類などが生えています。秋になるとこれらの植物が紅く紅葉し、それは幻想的な風景が広がります。
私達は公園専用のバスツアーに参加して公園内を観光します。まず、国立公園に入りますと、黄葉した針葉樹林の森が広がります。黒トウヒ白トウヒが所狭しと高く立ち並び、その風景にお客様も思わずうっとりされていらっしゃいました。その森が終わるとだんだん木々が少なくなっていき、ツンドラの大地が広がるエリアへ到着します。「予想よりもずっと綺麗。」、「写真で見るより目でみた方がいい景色!」と口々にお客様がおっしゃっていたのが印象的でした。
Caribu  コロコロ変わる美しい風景を見ながら走っていると、ドライバーがなにやら黒い物体を発見しました。彼女が「Bear!」と叫ぶと皆一斉に彼女の見ている方向に注目します。すると遠くの方で黒い物体が動いているのが見えました。グリズリーベアーです。日本で言うヒグマのことで、この紅葉の時期は冬眠前ということもあり、盛んに食糧の調達に走り回るので、よく観察する事ができます。また、デナリ国立公園ではカリブーと呼ばれるトナカイの一種や、大きな角を持つドールシープ、シカ科の中で最も大きな動物ムースなど、様々な動物を見るチャンスがあります。今回は幸運にもクマには3回も出会い、最後にはなかなか見る事ができないレッドフォックスまで見ることができましたので、皆様大満足のようでした。
 星野道夫さんの言葉で「1年に1度、名残り惜しく過ぎ行くものに、この世で何度めぐりあえるか…その回数を数えるほど、人の人生の短さを知ることはないかも知れない」というものがあります。アラスカが最も美しい秋に、その言葉の意味を体感した旅となりました。(霍間)

アラスカのツアーはこちらから

※次回のアラスカのツアーの発表は12月上旬頃となります。

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