2011年9月 6日 (火)

芸術鑑賞の旅 その2~ザルツブルグ音楽祭~

Sarzburg2 昨日に続き、「ザルツブルグ音楽祭とヴェローナ野外オペラ 11日間」よりザルツブルグ音楽祭のご紹介です。オーストリアのザルツブルグは、神童と言われたモーツァルトや20世紀を代表する指揮者カラヤンの生誕地としてあまりにも有名です。小さな街ですが、7月になると、音楽祭を楽しむ人々でどこもかしこも賑わいます。音楽祭は、1887年に第1回が行われた歴史的なイベントで、現在、ウィーンフィルを始めとする世界のトップオーケストラや歌手が集うエレガントな音楽祭のひとつで、ひょっとすると、この音楽祭を見ることがステータスなのかもしれません。
 そんな伝統ある音楽祭ですから、チケットの争奪戦も熾烈のようです。プログラム発表はなんと前年の11月頃。同時に、年明け1月まで予約エントリーが受け付けられ、2~3月には購入・・・という流れなのだそうです。個人でチケットを購入するのは少し心配でも、ツアーで行く場合はその心配がないのがいいところではないでしょうか。

Sarzburg1 今回皆様が楽しみにされていたのは、やはり、ウィーンフルのコンサートです。オーケストラに対する期待もさることながら、指揮者リカルド・ムーティへの期待と楽しみがありました。
 伝統ある音楽祭ですので、今回は皆様で大いにおめかし!男性の方はダークスーツを基本に、中にはタキシードや蝶ネクタイをお召しの方もいらっしゃいました。女性の方は、ドレッシーなスーツやフォーマルドレスを基本に、日本の正装である着物や、チロルの民族衣装をお召しの方もいらっしゃり、思い思いにお洒落を楽しんでいらっしゃったようです。思わず、皆様で記念写真を1枚。
会場である祝祭大劇場周辺にも、素敵な衣装に身を包んだ方がたくさんいましたが、そんな中で目に留まったのは看板を持った人々。何をしているのかと様子を伺ってみると、なんと、チケットを求める人々です。それだけ人気が高い音楽祭、コンサートなんだと実感が湧いてきた瞬間でした。

Hall そんな貴重なチケットを握り締めて会場内へ。開演まで30分ほどあったその時は、CD・DVDや音楽祭グッズを吟味したり、プログラムを購入してチェックしたり、シャンパンを片手に寛いでいたり・・・と、皆様開演までの時間も楽しんでいらっしゃるようでした。
 そして、いよいよ開演。オーケストラ、コーラスが登場した後、大拍手に包まれてムーティが登場!会場にいるみんなの期待が感じられました。今回の曲目は、ジュゼッペ・ベルディの『レクイエム』。実は、お客様の中で事前にこんな会話がありました。「レクイエム・・・せっかくのムーティなのに、眠ってしまわないか心配!」。正直なところ、私自身も、少なからずそう思っていました。そうは言っても、ウィーンフルコンサート鑑賞という貴重な体験を、絶対に無駄にしたくないと思っていたのです。
 ところが!ムーティがタクトを振り下ろした瞬間、衝撃が走りました。「衝撃が走る」「電流が走る」とよく言いますが、これがそのことか!と身をもって体感したような瞬間でした。そして、(このことは恥ずかしくてお客様に言えませんでしたが、)目から涙がポロリ。音楽を聞いて涙を流すなど、テレビドラマの中の出来事と思っていましたので、自分でも大いに驚いたのは言うまでもありません。音楽の力、という言葉も聞きますが、今回初めてそれを理解できたような気持ちがしました。
 終演後、お客様からは次々と「感動した!」とのお言葉がありました。その余韻がなかなか引かず、多くのお客様はその後、夕方公演のオペラ鑑賞チケットをその場で購入されたり、ミラベル宮殿ホールで行われていたコンサートへ出かけられたりと、さらに音楽祭を楽しまれていたようです。
 今回のツアーは、お天気の神様が味方についてくれていたようで、ヴェローナに続いてザルツブルグでも、降っていた雨が突然止んで、パァーっと晴れてくれました。その他の日も、毎日快晴!たくさんの幸運続きで、旅がより一層思い出深いものとなりました。(江間)

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