2011年9月 2日 (金)

マサイ族の村を訪ねて (ケニア)

Photo  先日、「ケニア・タンザニア周遊と樹上ホテル 12日間」より帰国しました。野生動物の宝庫ケニア・タンザニアの魅力は数え切れません。地球の裂け目である大地溝帯や、サバンナでのんびり草を食むヌーやシマウマなどの草食動物。湿地帯ではゾウやカバが水浴びをしていたり、湖には桜の花びらを散らしたようなフラミンゴの群れ。出会うたびに思わず立ち尽くしてしまいました。一方で、朝食中のライオンに遭遇し、厳しい弱肉強食の世界も目の当たりにしました。
私たちはそんな過酷な環境の中で、たくましく暮らしているマサイ族の人々を訪ねました。

Photo_6 マサイ族はケニアとタンザニアで約30万人いると言われています。人数としては少数派ですが、ケニア・タンザニアで最大の土地を保有していたと言われています。現在は国立公園になっている土地のほとんどがマサイ族のものでした。半遊牧生活をおくるマサイ族は牛や羊、山羊を放牧する土地を求めて、村単位で移動します。一夫多妻制の家族でひとつの村を作るので、村人全員が家族です。今回村を案内してくれたガイドさんにも75人の兄弟がいるそうです!今回のツアーではマサイマラにてマサイ族の案内でウォーキングサファリを楽しみ、アンボセリのマサイ族の村を訪ねました。
 マサイマラではマサイ族の戦士たちが国立公園の近くを案内してくれました。マサイ族の男性は自分達の家畜の大敵であるライオンをひとりで仕留められてこそ一人前とされていて、どの男性も槍とナイフを身につけています。歩いているとハイエナや鹿の仲間のディクディク、ゾウの足跡を発見しました!又、西洋医学に頼らないマサイ族の人々が薬として使うアロエやハーブ、トイレットペーパーやタオルとして使われる葉など、自然と調和するマサイ族の人々の生活の知恵を見ることができました。ここで感動的だったのが、ヤギと羊の混合種ギープの生まれたばかりの赤ちゃんを見せてもらったこと。よろけながらも一生懸命歩こうとする赤ちゃんに拍手が起こりました。
Photo_7  アンボセリにあるマサイ族の村では到着すると、村の人々は整列して歓迎のダンス(ジャンプ)と歌を披露してくれました。「カモシカの足」という言葉がぴったり合う細い足で、ひとりずつ歌に合わせてピョンピョン跳ね、周りの人は歓声と歌で盛り上げます。元々は家畜を襲うや野生動物を退治した英雄を出迎え、称えるための踊りだそうです。歓迎の踊りで出迎えられ、村の中に入ると家は円を描くように丸く並べて建てられています。家を建てることから守ることまで、すべて女性の仕事です。アカシアの木で骨組みを造り、牛糞と泥で補強していきますが、以外と匂いはありません。家には煙を出す換気穴のみで窓がないため、中は昼でも真っ暗です。火を炊くスペースと寝室のみというシンプルな造りです。ガスも電気も使わない生活では、手で火を熾します。木と木を擦り合わせて、ゾウの糞を使って火を熾します。挑戦させてもらいましたが、いくら力をいれても煙すらでません。ですがマサイの人々は毎日やっているのでお手の物。あっという間に火がつきました。
私たちの見学を遠くからじっと見ていた子供達。最初は物珍しそうにこちらを見ていましたが、折り紙を見せると目を丸くして喜んでくれました。しばらくはもらったおもちゃに夢中になっていましたが、お客様のひとりが「むすんで、ひらいて」を歌うと子供たちは聞いたこともない、日本の歌を一生懸命歌ってくれました。お別れはマサイ語でさよならの「セレ」といってお別れ。すっかり仲良くなり、満面の笑顔で手を振ってくれました。

 村の人々との時間はあっという間に終わってしまい、車で村を去る私たちが見えなくなるまで、ずっと手を振って見送ってくれました。(丸谷)

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