聖ペテロの魚! 「セント・ピーターズ・フィッシュ」
先日、「ヨルダンの至宝ペトラと、聖地エルサレム 9日間」のツアーから帰国致しました。今回のコースは、ヨルダンの首都アンマン~イスラエルの首都エルサレム、ガリラヤ湖~(ヨルダン)死海~ペトラ~再びアンマン。とイスラエルとヨルダンのハイライトを効率良く訪れるコースです。
現地では日本と同じような四季があり、今は秋に入っています。秋といっても日本の秋とは異なり平均気温は、日中だと32~37度程度もあり、日本の盛夏と同じような気候です。とにかく、日差しが強く、日々、帽子やスカーフが欠かせないような中での観光となりましたが、毎日快晴に恵まれ、真っ青な青空に海、湖、教会や遺跡等が美しく映え、非常に天候に恵まれた中での観光となりました。
その中でも、イスラエルの予想以上に美味しい食事事情をお伝えしたいと思います。情報源が他の諸外国に比べると少なく、想像がつきづらい方も多いでしょうが、料理はどれを食しても、美味しいのです!
特に、野菜の豊富さは世界一!そして、メインはと言うと、イスラエルではなかなかお魚が取れない為、メインはお肉料理が中心です。シシケバブ(お肉を串刺しにしたもの)等が出ることが多いです。
珍しいお魚料理の1つである名物料理の「セント・ピーターズ・フィッシュ」をご紹介致します。セント・ピーターズ・フィッシュは、イスラエルガラリヤ湖に棲息するに生息する淡水魚です。
料理方法は揚げるのが一般的です。それに、塩とレモンで食べるのが通常ですです。あっさりした白身魚なのですが、かなり肉厚なのですが、身がふわふわしており、口の中でほろほろと崩れるのです。口にするまでは、誰もこんなに優しい食感だとは思っていなかったはず。。。
セント・ピーターズ・フィッシュの由来を聞くと、更に味わい深く感じるでしょう。
イエスの一行がカペナウムへ来たとき、宮の集金人が弟子のペテロに納入金の集金に来て、ペテロが役人と税金で揉めていた所に、イエスが魚を釣らせたところ、銀貨を一枚銜えた魚が釣れました。そしてその銀貨で税金を納めたという話からきています。
実際に銀貨を銜えた魚が釣れたのかどうか、この魚が実在したのかどうかは未だ不明ですが、聖書の記述などから、この魚ではないだろうか?と、その魚にセント・ピーターズ・フィッシュ(聖ペテロの魚)と名付けたようです。
イスラエルには、「キブツ」=集まる(ヘブライ語)を意味し、キブツ社会は、コムナー(コミ ューン)と呼ばれ、人が一人一人自由で平等であることを制度と意義の両面において確立し、機能させている社会主義共同体で、キブツでは、共同財産、身分の平等、衣食住の支給、雇用労働の廃止等が掲げられています。その農業共同団体が作る野菜や果物等は安心食べられます。100パーセントイスラエル産の野菜なので、とても新鮮で美味しいのです。新鮮な為、野菜自体が甘く、何もつけなくても食べれる程ですイスラエルにいる間は特に、食の幸せを感じる日々でした。
旅の醍醐味でもある、食事を楽しみたい方。特に、新鮮野菜やセント・ピーターズ・フィッシュを堪能されたい方は是非、イスラエルへ。(井手)
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