個性がいっぱいのコーカサスを満喫。
先日、コーカサス三国を巡るツアーより帰国しました。
「コーカサス」と一括りに呼ばれるこの三国、実はかなり個性があります。
まず、最初に訪れるアゼルバイジャンですが、この三国の中で唯一のイスラム教国。
イスラム教国はよく訪れますが、アゼルバイジャンは一見、ムスリムの国とは感じられません。
スカーフをしている女性や髭を蓄えている若い男性は少数派でした。でも、やっぱり豚肉は食べないし、モスクもあるので、イスラム教国です。ソ連時代に宗教色が濃いものはよくないという風潮があったためか、宗教の受け入れ方が緩やかになったようです。
また、石油や天然ガスを有する国だけあって、ゾロアスター教の(火を崇拝する宗教)聖地でもありました。
18世紀にはインドに移住したゾロアスター教の信者が、ここまでやってきて神殿を建てていたのですが、インドとアゼルバイジャンの間にある交易路も壮大なシルクロードの一部だったのかもしれないと、改めて、考えさせられました。ちなみに今でも天然ガスが地表に出てくる関係で火が燃え続けているヤナル・タグという場所では、割礼したばかりの男の子のお祝いシーンに出くわしました。 アゼルバイジャンは今でも火の国と呼ばれ、火はアゼルバイジャン人にとっては格別の思い入れがあるようです。
グルジアとアルメニアはキリスト教国ですが、お祈りの仕方や宗派はやや異なります。立て続けに訪れるために、その違いがはっきりと判り面白いのですが、グルジアで感動したことは、なんと言っても壮大な山景色を一日見ることでしょう。
「軍用道路」と呼ばれる、19世紀にロシア帝国がグルジアからロシアへ抜ける道路を一日かけてドライブするのですが、標高が2400メートル近くまで上がります。雲が間近に迫る山の稜線を超えてゆくと、ロシアとの国境近くにある標高5000メートルを超えるカズベキ山に出会います。最初、雲にかかっていたのですが、30分かけてゆっくりと真っ白な頂きに出会うことが出来ました。
アルメニアはなんと言っても、その歴史の深さと独自性にそして美女の多いところでした。
その昔は今は東トルコにあるヴァン湖を中心にアルメニア王国が栄えていたということです。キリスト教を最初に国教にしたというアルメニアで思わず目が行ってしまったのは「石榴」。これは旧約聖書を象徴している果物だそうですが、その為か、色々なところでオブジェを見かけました。
石榴のワインもあって、石榴の形ををしたかわいいボトルであちこちに売られています。
「コーカサス」と一括りにしてしまいがちの参加国ですが、実のところ自然も言葉も宗教もまったく異なるユニークなところです。
最後にアルメニアでアララト山が美しく見ることが出来たのがとてもよい思い出になりました。
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