2011年10月14日 (金)

東欧4カ国で街歩きくらべ(ポーランド、エストニア、ラトビア、リストニア)

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 先日、「ハンザ都市の輝き、バルト三国とポーランド周遊の旅」より帰国しました。日本より少しだけひんやりとした気候は過ごしやすく、黄葉に彩られた街並みはいつも以上に雰囲気を醸し出し、しっとりとした欧州の街歩きを演出してくれていました。

 今回旅をしたのは、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)とポーランド。フランスやイタリアなどに比べると、日本ではまだまだ認知度も低い国々です。今日は、そんな4カ国を街歩きを通してご紹介したいと思います。

 まず1ヵ国目はエストニア。首都タリンは、4カ国の中では一番かわいらしい街並みです。私見ですが、女性の方は気に入る方も多いはず。また、もうひとつの特徴としては、ロシアに近い分、ロシアの影響を一番受けています。タリン郊外にあるカドリオルグ公園は、ピョートル大帝によって建設され、彼によって積まれたレンガや植樹された木が観光名所となっていますし、ピンクの外壁をした国会議事堂はエカチェリーナ2世によって再建されたものです。こういったエピソードも聞くだけではなく、実際にバルト海の風を受けながら街を歩くだけで、地理と歴史がリンクして、より理解を深めてくれたように感じました。

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 2カ国目はラトビアの首都リガ。今回訪問した旧ハンザ都市の中でも最も栄えた場所で、その影響を街並みに見ることができます。かつて商人達が集ったギルド会館が街の中心地に数多くあり、建物を飾るモチーフも商人たちにまつわるものが多く、今にも往時の賑わいが聴こえてきそうになります。
 

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3カ国目はリトアニアの首都ビリュニス。リトアニアに入るとこれまでの印象ががらりと変わります。三つ子の国と言われるバルト三国ですが、歴史的にはリトアニアは他の2国と大きく異なります。2国に比べ強力なリーダーが居たことや、一時ポーランドと連合国となっていたこともあり、バルト三国の中では唯一カトリック教徒が多い国でもあります。ビリュニスの街では教会を目にした数も多く、街中は心地よい静けさが保たれていたような気がしました。
 

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4カ国目はポーランドの首都ワルシャワ。ポーランドの観光中によく耳にするのは、「ここは~年に修復されて…」という言葉です。ヨーロッパに限らず、世界のどんな観光地でも聞くセリフだとは思いますが、ポーランドのガイドさんは力の入れ方が違います。過去に3度も国が分割され、さらには第二次世界大戦時、ナチス・ドイツに徹底的に破壊されたことが起因しているのでしょう。ワルシャワは特に被害が大きかった場所だったのでなおさらです。ガイドさんの話の結びはいつも決っています。
「けれど、この街並みは市民の手によって完全に修復されたのです。このことは私たち市民の何よりの誇りなのです。」

 今回訪問した4カ国は、歴史の表舞台で輝いた期間はわずかで、むしろ被征服者に翻弄され続けた歴史が長い国々です。けれど、だからこそ昔も今も街の細部まで大切にされ、精一杯に個性を放っており、興味深い「街歩きくらべ」となりました。(弥永)

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