紅葉真っ盛りのコーカサス三国!
「民族と文明の十字路 コーカサス三国周遊 9日間の旅」の添乗より帰国しました。
皆様は、「コーカサス三国」と聞いて、どのような印象をお持ちになりますか?どこの国か全く見当がつかない。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?コーカサス三国とは、アゼルバイジャン・グルジア・アルメニアの三ヶ国のことです。隣り合う国ですが、それぞれに特徴があります。
まず、アゼルバイジャンは、別名、「火の国」。天然ガスや石油が豊富で、近年、急激に発展を遂げました。郊外に足を伸ばすと、石油櫓が連立する風景を目にすることが出来ます。アゼルバイジャンは三国の中で唯一のイスラム教国。しかし、戒律はあまり厳しくない為、お酒を飲むことも出来ますし、学校でも男女が一緒に教育を受けます。今回はユネスコの世界遺産にも登録されている「ゴブスタンの岩絵」を訪問しました。首都バクーから60キロ程のところにある石器時代の遺跡で、荒涼とした岩石に全部で約6000もの線刻画が描かれています。狩猟の様子、船、踊る人々、動物たち。当時の人々の息づかいまで聞こえてきそうな気さえしました。
また、私達が訪れた10月はちょうど紅葉のシーズン!グルジア軍用道路、ワイナリーに向かう道などでは、日本より一足先に、美しい風景を目にすることが出来ました!赤や黄に染まる山や谷!バスの中でも何度か歓声が起こった程で、今回の旅の良い思い出のひとつとなりました。(中野)
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グルジアは、グルジアワインがとても有名ですね。今回のツアーでは、カへチ地方のワイナリーを訪問しました。まず、私達を出迎えてくれたのは、釜の前でパン生地をこねる優しそうなおばあさん。こねたパン生地を釜の壁に張り付け、焼いてくれます。焼きたてのパンはモチモチしていて何だかとっても懐かしい味がしました。皆様に大変好評だったのが、100%の葡萄ジュース。目の前の大きな樽の中で、摘みたての葡萄を潰して搾り、ワイナリーのご主人が振舞ってくれたものです。何とも言えない甘い味は忘れることが出来ません。他にも、葡萄ジュースを煮詰めて固めた中に胡桃やナッツを入れた棒状のお菓子、チュルチュヘラやマツォー二と呼ばれるヨーグルト、シャシリクと呼ばれる、豚肉の串焼きなど、グルジアは「食の国」でもあります。笑顔でご馳走を用意してくれた、ワイナリーのギウさんご一家。言葉は分からなくても、「来てくれてありがとう!」と一生懸命に身振り手振りで伝えて下さいました。
アルメニアは、世界で最初にキリスト教を国境とした国で、歴史ある美しい教会や神殿を訪れることが出来ます。それぞれの教会には様々な逸話が残り、訪問をより意味深いものにしてくれます。アルメニアの豊かな自然の中に佇む教会は、どれも絵葉書の様に美しく見えました。また、アルメニアは、トルコに国境を接しており、運が良ければ、美しいアララット山の姿を望むことが出来ます。今回、私達のツアーでは、ホルヴィラップ修道院より、雲ひとつない、アララット山の姿を見ることが出来ました。こんな美しいアララット山は見たことがないと、ガイドさんまで写真に夢中になる程でした(笑)。
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