2011年11月22日 (火)

~自然が与えてくれる感動の景色~

 ユーラシア旅行社の「ナミブ砂漠と南部アフリカ5カ国周遊 11日間」のツアーより帰国しました。自然と都市、そして歴史に触れる旅では、ビクトリアフォールズ(ジンバブエ・ザンビア)やチョベ(ボツワナ)でのサファリ、世界最古のナミブ砂漠(ナミビア)、そしてアパルトヘイトという悲しい歴史を持つ南アフリカを訪れました。それぞれにたくさんの魅力を持った国々ですが、ここではその内の3つをご紹介いたします。
まず初めは、ジンバブエで見たビクトリアフォールズ!この時期は乾季のため、ビクトリアの滝では水量も少ないのですが、ちょうど私達が到着する前日に雨が降ったらしく・・・これで水が少ないの?!と思うほど、迫力のある滝が目の前に!

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乾季の見所は、水量たっぷりの時期では見る事の出来ない、滝の裏側。何千年も前に形成された滝は、大量な水の力で削られ、硬い地層部分だけが残されて渓谷のような形を作り上げているのだとか。想像もつかないはるか昔に出来た滝が、今でもまだ私たちの目の前にあるのだと思うと、感極まり思わず「すごい!」と声が出てしまうほどでした。

 そして、南部アフリカに欠かせないのは、何と言ってもジャカランダ!
「ジャカランダシティ」と呼ばれるプレトリアの満開の時期にはちょっぴり早かったけれど、紫色の可愛らしい花をたっぷりと堪能できました。ジャカランダの木はもともと南米から持ち込まれたもので、最初に木が植えられた場所は、今は小学校となり、明るい子供たちの笑顔と共に、ジャカランダの花も生き生きと咲き誇っています。ジャカランダの花を気に入ったプレトリアの市民たちの思いに答えて、街中には何万本ものジャカランダの木が植えられて、どこを見ても紫色の花が街を埋め尽くしています。ユーラシア旅行社の特別企画「ジャカティ」では、ホワイトジャカランダとプレトリアの街を見下ろしながらの午後のお茶の時間、旅の疲れを癒してくれる一時となりました。そして、今回は運よくプレトリア以外の都市でもジャカランダの美しい花を見る事が出来ました。その中でも一番美しかったのは、ナミビアの首都ウィントフーク。紫色の絨毯とほのかな香り・・・シャッターを切るのを止められないくらい、いつまでも見ていたい景色でした。

Hana_2

 滝・花、とすでに2つの感動を与えてくれた南部アフリカの国々ですが、さらにもう一つ!今でも目に焼きついて離れない景色があります。それは、南アフリカのケープタウンで見た夜景。この日はケープタウンに到着したばかりでしたが、お天気にも恵まれ、普段はなかなかスムーズに観光できないテーブルマウンテンへも無事にのぼり、大都市ケープタウンの美しい街並みを見ることが出来ました。その良いお天気は夜まで続き、シグナルヒルからの夜景は再びの感動を私たちに与えてくれました。日本にも100万ドルの夜景と呼ばれる所もありますが、この夜景は1000万ドル!と言ってもいいくらいの美しさ。月の光と、うっすらとライトアップされたテーブルマウンテン、眼下には夜でも光の消える事のない大都市。ほんの数年前まで人種差別問題を抱えていたこの街・・・この光の中で、みんなどんな思いで生活しているのだろう。とふと考えた瞬間でもありました。
 南部アフリカの旅、ここでは語りつくす事の出来ないほどのたくさんの魅力があります。
最後に今回の旅で、とても心に残っている言葉があります。「アフリカに来ると、なんだか気持ちが落ち着くでしょ?」これはプレトリアのガイドさんからの言葉です。人類はアフリカの地で生まれ、そして各地へ広がっていったと言われていますが、私たちの遠い遠い祖先も、このアフリカで生まれたということは、ここが私たちの故郷でもあるのです。そう言われてみれば、何となく懐かしい気持ちになったような気が。もしかしたら、皆さんの中にもそう感じた方もいらっしゃったかもしれませんね。(内野)

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