屋久島で縄文杉に出会う!
屋久島の添乗に行ってきました。早朝に家を出て、羽田から飛行機とバス、そしてジェットフォイルを乗りつぎ、屋久島に到着したのは夕方。どんよりとした曇天の屋久島が向かえてくれました。そう、ここは「1ヶ月に35日雨が降る」といわれる島です。
そして翌日の縄文杉トレッキングを迎えました。幸いにもお天気良好。往復22kmの長い道のりを、暗闇の中、なだらかなトロッコ道を歩き始めました。しばらく歩くと、屋久杉が現れてきました。屋久杉とは樹齢1000年を超える杉の大木のことを言います。ガイドさんが、「着生」という言葉を教えてくれました。古木や岩には、飛んできた種が根を張って育つことです。ここでは植物が生命力豊かに生きていました。
そしていよいよ縄文杉へむけて急登が始まりました。急な登りではありますが、ここからは、朽ちた老木の翁杉、切り倒されたウィルソン株、手を繋いだ夫婦杉、大王杉など、見所が目白押しです。そしてついに縄文杉に到着しました。縄文杉はどっしりとした貫禄ある姿で私たちを迎えてくれました。そしてどこか温かいような気がしました。木に触らなくても温もりを感じるのは不思議なことでした。20分ほどの対面が終わると、同じ道を引き返して下山しました。下山口に到着したのは、歩き始めてから11時間後。こんなに歩くことは滅多にありません。けれど、この日はとても爽やかな、心地よい疲れを感じました。縄文杉との出会いの感動がそう感じさせたのでしょう。こんな心地よさを感じる縄文杉は、なかなか会えない心の恋人のようです。(斎藤さ)
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