2011年12月21日 (水)

太古の自然と地球の神秘にふれる旅、オーストラリア

Warata

先日、「オーストラリア物語 15日間」のツアーより戻りました。皆様ご存知の通りオーストラリアは、地図で日本からまっすぐ目線を下に落としていくと目に入る、ほぼ日本の真南に位置する大陸です。パプアニューギニアなどと同じくオセアニア地域に属していますが、日本と東経がだいたい同じである為(時差は最大で2時間)、なんとなく親近感が沸く国ではないでしょうか。しかし地理的には南半球に位置しているので季節は真逆。出発時の日本は秋も深まり、朝、布団から出るのも億劫になってきた時期でしたが、一番最初に到着したケアンズは夏まっさかりの35℃!特にケアンズはオーストラリア大陸の多様な気候の中では「亜熱帯性気候」に属すため、特に蒸し暑い地域なのです。空港に着いた瞬間からムシムシとした湿気に包まれ、着いて早々、なんだか急にサウナにでも入れられたような蒸し暑さを感じました。

私達が訪れた11月末~12月はオーストラリアでは「初夏」にあたりますが、なにせオーストラリアは「大陸」というだけあって、とても一言ではまとめられない多様な気候と生態系が存在します。15日間の中で何度四季が周ったことでしょう。蒸し暑い亜熱帯性気候、昼は灼熱の太陽が照りつけますが朝晩はヒヤっとする砂漠性気候、日差しは強いけれど風が冷たい地中海性気候、比較的温暖ですが春から夏への移行時期にあたるので気候が安定せず、一日に何回も天気雨が降ったりと、何カ国も旅をしたかのように様々な気候を体験しましたが、その中でも特に印象に残ったのは、なんと雪景色が見られたタスマニア島です。Hartsm
オーストラリアの南約240㎞に位置するタスマニア島は、意外と知られていませんが、国連で認定された「世界一水と空気が美味しい場所」なのです。そしてそれ故か、固有種の動植物が数多く存在する島でもあります。そして天気はと言うと通常12月上旬は夏に向かって少しずつ日中の気温は上がってきてはいますが変わりやすく、一日ではなくほんの1時間でも四季があると言われています。実際私たちが訪れた12月上旬も、ものの1時間でくもりから晴れ、晴れから天気雨、天気雨から大風、大風からくもり・・・と常に空がぐるぐる動いているような天候でした。そのため雨具は必須。空気がおいしい原生林エリアでのハイキングにもご案内しているのですが、カッパと傘は必携です。今回ご案内したハーツマウンテン国立公園(標高約1200m)は、太古からの原生林が見られる場所で、いつもは草地の中に木道が延びているようなハイキング道ですが、私達が訪れた日はその舗道が眩しいくらいに一面、雪で真っ白!もちろん手の凍える寒さはありましたが、いつもは見られない雪景色が見られたことで、改めてオーストラリア大陸の気候の違いを実感したのでした。そこから標高200mくらいまで下がるとさすがに雪は無くなり、深緑の原生林で埋め尽くされたエリアになります。

Taiboku

その原生林を見下ろしながらハイキングも楽しめるエア・ウォークでは、橋の上から豊かな木々の広がる原生林エリアを見下ろしたり、実際に木々の中を歩いたりといったハイキングも楽しめます。そこに育つ木々は、おいしい土と水の栄養を十分に吸った立派な大木ばかり。

シダの一種マンフェーン

固い葉が何十枚も広がった木は、椰子の木かと思いきやシダの一種であったり、見た目だけでは到底見分けは出来ませんが、コアラの大好物であるユーカリの木だけでも2000を超える種類が生存していたりと・・動植物に関してはそのスケールの大きさと、種類の多さに、毎日が新しい生命との出会いでした。
しかしここでクローズアップした気候や植物は、オーストラリア大陸の魅力のほんの一部分にしか過ぎません。この豊かな生態系を守るために少々厳しい検疫もありますが、オーストラリアの、変化に富んだ雄大な自然とそこに暮らす動植物の生命の営みに触れると、私達がこの命を守っていかなければいけないのだという気持ちになります。人間が誕生する前から形成されてきた壮大な地球の創造物に、改めて感謝の気持ちが生まれた旅でした。(奥谷)

|

オセアニア情報」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。