2012年2月 8日 (水)

謎の海上遺跡ナンマドール

先日、【25周年特別企画】「ナンマドール海上遺跡とポナペの休日5日間」から帰国しました。

ポナペはミクロネシア連邦の中で一番大きな州の一番大きな島。島の周辺はマンタをたく

Nanmador

さん見えることができるスポットのため、ダイバーの人々には有名な島です。珊瑚礁に囲まれ、無数の小さな島々や無人島もあり、リゾート感満載のこの島の一角に、謎の海上遺跡ナンマドールがひっそりと佇んでいます。
小さなボートで波にたたきつけられるように進むこと40分。ボートのスピードがゆっくりとなり、浅瀬に入り込んでいくと・・・うっそうとした木々に覆われたナンマドール遺跡が現われました!ボートは、じらすようにゆっくりと遺跡に近づき、いよいよ上陸です。

ナンマドール遺跡は、5世紀から15世紀頃に栄えたといわれていますが、この遺跡を造った人々は文字を持たなかったため史実が残っておらず、謎に包まれたままになっています。浅瀬に造られた92の人口の島からなる都市遺跡。いつ誰が、この海の中に都市国家を造ろうとしたのか。また、19世紀中頃にドイツ人学者によって調査されたこともあるのですが、ナンマドール遺跡からの出土品を持ち出そうとしたところ船が遭難し、その後、原因不明の死を遂げたなどの話もあり、謎どころか、呪いまであると言われています。

Nanmador2

遺跡に上陸すると、いろいろな疑問が更に湧いてきます。一歩踏み入れたその足場さえ、紛れもなく人工的に造られたもの。海の中を建造物を建てられるよう均し、人の力では運ぶことが不可能なほど大きな石が数多く使われています。何故、この場所に造る必要があったのか、権力を顕示するためか、それとも神聖な場所を作り出す為か。そして、何故放棄されたのか、など。地元のガイドの話によると、これらの石は「ウナニ」によって運ばれたとのこと。「ウナニ」とは、なかなか他の言語に訳すことはできなのですが、敢えて訳せば、超自然現象のようなものです。
遺跡に使われている石材は、玄武岩の柱状節理から取り出された5角形や6角形の石柱。手を加えていない石材を巧みに積み上げ、石壁や祭壇、地下室まで造られています。

私たちのほかに誰もいない人工の島を探検気分で見て周っていると、ガイドに「急いで、もう少しするとボートで出られなくなるよ。」との声。この海上遺跡は、海から近づくには満潮の時間を選んで訪れなければなりません。上陸したときより随分潮が引いていました。
将来、ナンマドール遺跡の謎が少しでも解明されることを願いつつ、遺跡を後にしました。(大久保)

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