2012年2月15日 (水)

合言葉は「エマ・ダツィ!」世界で最も唐辛子の好きな国?(ブータン)

年越しをパロで迎える「ブータン・ハイライト」より帰国いたしました。王様と王妃様の来日で何かと話題のブータンですが、なんと今回のツアーは、たまたまプライベートで乗り合わせていた王妃様と同じ飛行機でブータンに入国するという幸運とともにスタートしました。
今回のツアーで、特に印象に残ったのは、「エマ・ダツィ」!実は、「世界一料理が辛い国」と言われているブータン。あまり日本では知られていませんが、ブータン料理はとにかく唐辛子をふんだんに使います。「エマ・ダツィ」はなんと唐辛子そのものをチーズで煮込んだ料理です。ブータンでは唐辛子はスパイスというより野菜の一部。初めて目にした瞬間はびっくり!ガイド曰く、この料理はブータンの代表的な家庭料理でその家庭によってもレシピは様々だそうです。(日本の味噌汁のような存在です。) 

Ema_datshi

ツアーで初めて出た時は、皆様怖いもの見たさで、お皿に盛り、おそるおそる召し上がっていらっしゃいました。私もおそるおそる盛って、思い切って食べてみました。一口食べてみると意外や意外、「クセになる辛さだ!」「チーズのコクがあっておいしい!」「ご飯のおかずに合う!」と絶賛の嵐。私自身もこの辛さを体感して「ブータンに来たな~。」と実感するのです。皆様のおっしゃるとおり、辛さがやみつきになっておいしく、色々なレストランでエマ・ダツィを食べ比べるのが楽しいのです。

Paro

それぞれの味付けが微妙に異なっていて、食事の度に皆様で「今日は昨日のよりコクがあった。」「いや、私は昨日の味付けの濃い方が良かった。」といったように、エマ・ダツィ談義に花を咲かせていました。今回私達が食べた「エマ・ダツィ」は観光客向けなので辛さは抑えられていて、現地の人が食べると何か物足りないとさえ言われてしまいましたが、タクツァン僧院に登る途中のレストランでは一番現地の味に近い辛さの「エマ・ダツィ」がでてくるとガイドさんが紹介してくれたので、皆様楽しみにしていらっしゃいました。そして当日、タクツアン僧院までの険しい山登りを終えて、レストランに戻ってくると、そこには「エマ・ダツィ」が。早速食べてみると、口の周りが痛くなるほどの辛さ!しかし、おいしい!タクツァン僧院に登った疲れを吹っ飛ばしてくれる思い出の味となりました。

Bumthan

また、「エマ・ダツィ」という言葉はなんだかとてもいい音の組み合わせで、ツアー中の集合写真撮影では「エマ・ダツィ」の声で写真をとりました。すると皆様自然な笑顔となり、良い集合写真がとれ、その後「エマ・ダツィ」という言葉を活用して写真を撮られていらっしゃいました。
まだまだ、日本では馴染みのないブータンですが、これからたくさんの人がブータンを訪れて、その料理の魅力に多くの人が気づいたら、日本でも「エマ・ダツィ」が食べられる日がくるのかな~と想像する旅となりました。(霍間)

ブータンのツアーはこちら

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