2012年3月 6日 (火)

ひとつの島で5カ国分美味しい!?シチリア島を極める旅

 2/4発「シチリア島を極める10日間」の添乗に行ってまいりました。2012年2月の欧州は大寒波が襲来して、欧州各地がマイナス気温や大雪に見舞われました。シチリアも通常はこの時期になりますと、日本の春のように気温15~20℃とうららかな陽気なのですが、

Mtetna_2

今年、北極からの寒い風は欧州各国を通り抜け、アルプスやピレネー山脈を越えて勢いは多少そがれたもののシチリアまでも届いて、ツアー前半は0~5℃という気温を体験してきました。標高751mのエリチェでは、なんと雪に見舞われ、現地に住むガイドさんがとっても珍しい光景だわ!と感動して写真を撮っているほど。
エトナ山にも富士山のように裾野近くまで雪がかぶり、カターニャの空港スタッフもこんなにエトナ山に雪がかぶる光景は珍しい!と言っていました。パレルモ在住ガイドさんも、シチリアに住んでいてパレルモで雪が降ったのは30年前くらいよと話しており、とにもかくにも、シチリアにも寒波が訪れたとても珍しい月だったようでした。

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 さてこのツアーはパレルモからスタートして左回りにぐるりとほぼ島を一周するツアーでした。シチリアの歴史は様々な支配下に置かれたことにより大変複雑なのが特徴。その時その時の支配国の名残や歴史の跡が各地に残っており、ギリシア、フェニキア、ローマ、ビザンチン、アラブ、ノルマン、フランス、ドイツ、スペインの各時代のものを見ていく、毎日が変化に富んでいるツアーでした。

 各時代の遺跡を見ることで、以前行ったことがある場所や、今度行きたいなと思っていた国、全く考えもしなかった国を連想したり、興味が新たに湧いてきたりするといった連鎖反応を呼ぶのが、シチリア旅の面白いところだと思いました。

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ギリシア本国でも見ることが殆ど無い、完全な形での神殿ですが、シチリアではセリヌンテ、アグリジェントのコンコルディア神殿など、ほぼ当時の姿のままで完全な形で残っています。カルタゴ(フェニキア)人の遺跡が残るモツィア遺跡は、チュニジア本土に残る遺跡より保存状態良く残っているのでチュニジアに行かれた方、ハンニバルファンは大興奮でした。

 イタリアの有名なジェラートやシチリアの名産品の柑橘類やピスタチオは、実はアラブの時代の支配の名残。トルコのアヤソフィアを髣髴とさせるビザンチン時代の美しいモザイク。イスラムのカリグラフ美術とキリスト教の教会装飾が交じり合ったなんともいえない味わいと調和を感じさせられるノルマン時代の建築。

正に地中海文明の十字路、 魅力溢れる歴史の宝庫シチリア、旅心を刺激する奥深い島だと実感しました。(髙橋)

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