2012年3月21日 (水)

~ネパールの聖地ヒマラヤを目の前に~

Katmanz_3

ユーラシア旅行社の「ネパール二大遊覧飛行とヒマラヤ眺望ホテル 10日間」より帰国しました。ヒマラヤ山脈といえば地球上で最も天に近い所ですが、そのためか、「神々のすむ山」とも言われています。ヒンドゥー教とチベット仏教が混在する国ネパール、人々と神々が普段の生活においても深く繋がっています。

そんなネパールで、一番の魅力は何と言っても6,000m以上の山々!世界最高峰8,848mのエベレストを筆頭に、世界には8,000m級の山が14峰ありますが、その内の8つはネパール領内にあります。日本が誇る富士山は3,776m、この位の高さならネパールでは名もなき山となってしまいます。

今回はツアータイトルにもある「遊覧飛行」についてご紹介したいと思います。最初の遊覧飛行は、ポカラから出発し、アンナプルナ系の山々をご覧頂きます。小型セスナに乗って短い空の旅。ぐんと4,000mくらいまで高度を上げていくと、目の前にはマチャプチャレ(魚の尾)が!

Macha_2

正面から見るとどことなくスイスのマッターホルンに似ていますが、角度を変えると、名前の通り魚の尾のように頂上が2つになっています。ネパールの人々にとってヒマラヤは聖地となりますが、今までたくさんの人がヒマラヤ登頂を目指してきました。しかし、このマチャプチャレだけは、未だに誰も登頂した事がないそうです。アメリカの山岳部隊が挑戦したそうですが、あと数百メートルのところでアタックを断念。聖地であるこの山には、誰も足を踏み入れる事は出来ないのでしょうか。少なくともネパールの人は、ひとつくらい誰も登頂していない山があってもいいと思っているようです。ひたすら見え続ける山々にカメラのシャッターを押す指を休める事は出来ません。ですが、写真に夢中になりすぎて、肉眼で見て、自身の目に焼き付ける事も忘れないで下さいね。
そしてお次は、カトマンズからのエベレスト遊覧です。心配していた霧もなく、この日も順調に飛び立ちました。下界は霞んでいましたが、上空へ行くとキレイに晴れ、遠くのマナスルまで見る事が出来ました。そして何と言っても旅のハイライトであるエベレストはどうでしょうか?!!・・・ちょっぴり頭の先を見せてくれました。それでも、ついに世界最高峰の山をこの目で見る事が出来ました。

Hymalaya

フライトはほんとにあっという間ですが、間近に山を見た時の感動は今でも忘れられません。感動して涙を流した方もいらっしゃるくらい、わかります!そのお気持ち。眼下に広がる壮大なヒマラヤ山脈は、古からの言い伝え通り「神々が住む山」でした。(内野)

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