2012年3月12日 (月)

三度おいしい!色あせない世界遺産タージマハルの魅力

この度、「インド世界遺産紀行10日間」の添乗より帰国致しました。

その名の通り、西部はムンバイから北部のデリーまで、10日間で合計10箇所の世界遺産を巡るハイライトツアーです。2月下旬から3月上旬のインドは雨もなく、日中は暑いもののカラッと爽やかで、朝晩は涼しく過ごしやすいまさにベストシーズンといえます。
今回は、そんなインドの世界遺産の中でも特に有名なアグラのタージマハルについて、その魅力を存分にお伝えしたいと思います。

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完全に左右対称のその立派な外見から宮殿か何かと思われる方も多いのではないでしょうか、しかし、実は巨大なお墓!ムガル帝国の第五代皇帝、シャー・ジャハーンが、死去した愛妃ムムターズ・マハルの為に建てたものです。全てが大理石でできており、壁面には古今東西から集められた宝石が散りばめられています。建築に携わったのは述べ2万人、ペルシャやアラブ、果てはヨーロッパからも呼び寄せられたとも伝えられ、20年以上の歳月をかけて完成したとか…「世界で最もゴージャスな建築物」と呼ばれるのも頷けます。

そんなタージマハル。日中の青空の元で正面から捉える定番ショットも勿論素晴らしいのですが、もうひとつ、是非とも訪れて頂きたい撮影スポットがあります。それは、タージマハル裏手を流れる「ヤムナー河」の対岸です。

今回は、列車が定刻通り(奇跡的にも)に到着したため、早朝のアグラ着となり、日の出とほぼ同時に対岸へ向かうことができました。少し手前でバスを止め、朝もやのかかる並木道を歩いて行くと…目の前に朝もやに包まれたタージが姿を現します。ずっと遠くにあるような、まるで幻を見ているような、とても幻想的な光景でした。

Asamoya_4

そして、日中のタージマハルを堪能した後は、忘れずにもう一度対岸へ。夕日を浴びてくっきりとその姿を現すタージは、朝に見たときよりずっと近くに見え、その重厚な存在感に圧倒されます。

ちなみに、このヤムナー河対岸には、シャー・ジャハーン本人の墓も建てられる予定でした。それはタージマハルと完全に同じ形で、黒大理石を用いた「黒いタージマハル」になるとのことでしたが、あまりに国費を使いすぎるのを見かねた息子のアウラングゼーブによって阻止され、シャー・ジャハーンはアグラの城に幽閉されることになってしまいました。タージを望むテラスのついた部屋に幽閉したのはせめてもの息子の慈悲でしょうか…なんとも悲しいお話です。

朝、昼、晩と3度おいしいタージマハル。いつ行っても色あせることのない、まさにインドの誇る世界遺産と言えるでしょう。

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