カリブに浮かぶ島・アンティグア&バーブーダ
カリブの島々の歴史と言えば、1492年のコロンブス以降、海賊達が大海原を暴れまわり、また砂糖産業の発展により、その働き手として、アフリカ大陸から連れてこられた奴隷。今も残る要塞やサトウキビのプランテーションからも、カリブ海の島を取り巻いていた歴史をどの島からもうかがい知ることができます。でもだからといって全てが同じではありません。たとえばキューバとプエルトリコ。国旗を見てもわかるが本当にそっくり。双子のように、植民地時代、独立運動など同じ境遇だった国が、今ではアメリカを通して、全く違う道を歩んでいるし、細かいところはもちろん同じではありません。
種子島ほどの面積に人口9万人のアンティグア&バーブーダ。あっ、名前が二つに分かれていますが、島もここは分かれていて、主だったものはアンティグアにあります。到着したのが遅いからか、それとも何時もなのか行き交う車や人が少ないな、が最初の感想。そしてホテルまでの道のりは街灯もあまりないせいか、暗くて一体どこに連れて行かれるの?とさえ思えてきました。その時は朝、目覚めたらあんなに美しいビーチが目の前にあるとは想像ができませんでした。360以上のビーチがあるアンティグアは明るいうちはどこを走っても素敵な景色を見ることができました。 そして旧宗主国がイギリスだったことから、街並みは若干イギリス風?見どころと言えば、スペインやポルトガル、フランス、オランダとの争いから島には要塞が20以上はあったそうですが、そのなかで、一度も攻撃をうけることなかったジェームズ・フォート。かつての兵士の家や台所の他、まるでオブジェのような大砲が、真っ青で静かな海に向けられているのが印象的でした。またトラファルガー海戦で有名なホレーショ・ネルソンのドックヤードやそれを見下ろすことが出来る展望ポイント、シャーリーハイツ。
そして極めつけはアンティグアの伝統料理のドゥカナ&ソルトフィッシュ(秘境ブログにて写真付で紹介しています)にデザートは特産品のあまーいパイナップル。カリブ1の味も堪能しました。(岩間)
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