2012年5月14日 (月)

サマルカンドでナンを食する(ウズベキスタン)

Kama 先日「サマルカンド・ヒワ・ブハラ世界遺産周遊の旅 8日間」の添乗より帰国致しました。
  このコースは、今もなお17世紀当時の面影を残す古城の街ヒワ、かつて政治経済の中心であったブハラ、英雄アミール・チムールの故郷シャフリサブスと世界遺産に登録されている街を訪れます。そして世界遺産でもう1つ忘れてはならないのが、「青の都」と呼ばれる街サマルカンドですが、レギスタン広場やシャーヒ・ジンダ廟群など青のドームが美しいのが特徴です。

 サマルカンドには名物がございます。それはズバリ「ナン」ですが、では「ナン」とは何でしょうか(笑)?私たち日本人にとっては、よくインド料理店に行ったときに出てくる細長いパンのようなものを思い出しますが、ウズベキスタンのナンも小麦粉でできたパンのような食べ物という点ではインドのナンと変わりません。しかし形は総じて円形となっています。このナンはウズベキスタンの人にとっての主食ですので、ウズベキスタンのほとんど食卓にはナンが並びます。その中でもサマルカンドのナンが名物と言われるのはなぜでしょうか?


 Nan実はこのような逸話がございます。昔ブハラの王様がサマルカンドへ遠征に行ったときに食べたナンの味が忘れられず、ブハラに帰ったとき、使いの料理人にサマルカンドのナンと同じものを作るように命令しました。料理人はレシピ通りに作りましたが、それを王様が食べたところ、「サマルカンドで食べたものと違う!」と怒りました。料理人は考えて、今度は水や小麦粉などの材料を全てサマルカンドのものを使って作りました。ところが王様はそれを食べましたが、「これも違う!」と。結局サマルカンドのナンはサマルカンドの空気に触れてこそおいしいのであるという結論に至ったとか?

 今回のツアーでサマルカンドに限らず、ヒワやブハラでもナンを食べましたが、正直味の違いはわかりませんでした。おそらく現在は昔と比べてナンを作る技術が向上しており、ウズベキスタンのどこで食べてもおいしく感じるのではないでしょうか。ただ、今回サマルカンドの「ナン屋」さんで焼きたてのおいしいナンを食べる機会がありました。実際に焼いているところも見ることができました。燃料は現在はガスが使われていましたが、かまどは昔ながらの土でできたものが使われ、かまどの内側に平たく伸ばしたナンがぺたっと貼られ、数分で焼き上げていきます。そういうところでできたナンはおいしいに決まっています。ましてや焼きたてとなれば。一部のお客様はこの味に感動し、お土産として買って行かれる方もいらっしゃいました。値段は1000ウズベキスタンスム(日本円にして約40円)。安い!


Itiba さらに同じくサマルカンドにてシャブスキーバザールにもご案内しましたが、ここでも数多くのナンを見ることができます。どれもおいしそうです。店員さんは「うちのナンが一番だよ!」と旅行者の私たちにも勧めてきます。そのなかでも分厚いナンを見かけましたが、なんと2~3ヶ月は保存できるそうです。聞くところによると、空気の乾燥しているウズベキスタンではナンは保存食にもなっているそうで、横着な人たちは何回もナンを買うのが面倒なので、その分厚いナンを買っていくそうです。でも私は、ナンは焼きたてに限るなと思います。 (斉藤信)


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