2012年5月15日 (火)

ケニア・タンザニアで大奥発見!インパラのハーレムに迫る

Sunny4

先日、ユーラシア旅行社の「ケニア・タンザニア ハイライト」のツアーより帰国致しました。日本が連休ムード一色だったゴールデンウィークの出発だったのですが、現地はちょうど雨季の終わりにあたります。しかし、雨季と言えども日本の梅雨のように朝から晩まで降り続けるということはなく、日中はカラッと晴れて、夕方から夜にスコールのように集中して降るような気候でしたので、この旅の目的であるサファリは存分に楽しめました。

ケニア・タンザニアのサファリに行くとなれば、まずはビッグ5(ライオン・ゾウ・サイ・チーター・バッファロー。最近はバッファローに代わってヒョウがビッグ5に入ることも多いです。)が見たい!という気持ちがやはり強いと思います。しかし!サファリには、迫力ある大型動物だけではなく、サファリをより面白く、興味深くさせる多くの脇役達がいます。
その脇役達の中でも特に私が注目したいのは、軽やかな足取りと美しい肢体とは反対に、熾烈な戦いを繰り広げハーレムを形成する「インパラ」です。

Inpa4

瞳はくりくりとして、体がきゅっと引き締まったスマートなインパラ。見た目は小鹿のように愛らしいのですが、敵を見つけたときの逃げ足の速さには驚きます。ただ走るのではなく、華麗にジャンプしながら、気づくと遠い地平線の彼方まで走り去ってしまいます。なんと最高で10メートルもジャンプすることもある並外れた跳躍力の持ち主なのですが、このインパラ、見かけるときは常に15頭くらいの群れで動いています。
群れは、オス1頭に対しメスがだいたい10~15頭、といういわゆる「ハーレム」を形成していて、ぱっと見ただけではどれがオスなのかメスなのか見分けがつきません。でも、よく見てみると、茶色い群れの中にくるりと伸びた立派な角が見えるはずです。インパラはオスのみ角があるので、群れの中に角をもったインパラがいたら、それは間違いなくハーレムだとわかります。

Minpara1

「ハーレム」と聞いて、なんだか女性に囲まれた楽園のように感じますが、ハーレムは、オス同士の激しい戦いを乗り越えた者だけが手に入れることが出来る特別な存在なのです。ハーレムを手に入れるため、オスはお互いに激しく角をぶつけ合い、力の限り立ち向かいます。そして長い戦いの末に、勝ったオスだけがメスの群れを手に入れることができるのです。そしてそれが強さの証になり、後に楽園になるのです。インパラは、顔だけを見ると大きな黒目が可愛らしくて、とても激しい戦いをするとは思えない、どちらかというと大人しい印象ですが、実はどのオスも、ハーレム獲得のドラマを経験した立派な勇者なのです。そうして手に入れたハーレムのボスの座は、きっとこの上なく気持ちがいいんだろうなあという思いで、インパラを見つける度に自然界のドラマを想像していました。多くの女中を従えて颯爽と歩く若き将軍・・・なんだか大奥を想像せずにはいられないインパラのハーレムなのでした。
そしてオスだけでなくメスもきっと、大奥(ハーレム)の一員になるということは、一生奉公し、将軍に仕える役目を与えられた選ばれしメスになるのでしょう・・。
脇役達にも目が離せないケニア・タンザニアのサファリ。訪れる度に異なる、動物たちの心温まる自然界のドラマに、また出会いたいと思いながら帰国の途に着いた旅でした。(奥谷)

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