2012年6月12日 (火)

空飛ぶゴールデンモンキー(ルワンダ)

Itiban 「ウガンダ・ルワンダ三大トレッキング 9日間」のツアーより帰国して、既に1ヶ月が経ちました。時々、みんな元気にしているかな?などと思いを馳せる。ここで言うみんなとは、お世話になったガイドさんは勿論、それより何より私の場合、思いは、旅で出会った、ゴリラ達、そしてゴールデンモンキー達に向けられているようです。

ゴリラについては、度々この添乗員ブログでも皆が触れており、私もかつては愛しのジョージ(ゴリラ)について熱く紹介させて頂きました。今回の旅では、ジョージのグループではなかったので(今回はルワンダでのゴリラトレッキング)、涙の再会!というわけにはいきませんでしたが、ルワンダで、新たな幸せ一家に会うことが出来ました。でも今日の主役はゴリラでなくゴールデンモンキーです。

ルワンダにあるヴォルケーノ国立公園。マウンテンゴリラが棲む森としても有名ですが、この森にはゴールデンモンキーも棲んでいるんです。場所は若干異なりますが、ゴリラ同様、ゴールデンモンキートレッキングを楽しむことが出来る国立公園なのです。寒さに強く、標高1200m~3000mの森に棲み、猿の中では大規模なグループをつくり、平均100頭前後(ゴリラは家族だが、ゴールデンモンキーはグループ)1日のうち90%は木の上で過ごすそうなので、ゴリラより出会いにくいかな?遠いのかな?など考えながら、段々畑の横を通り過ぎ、竹やぶの中へと進んでいきました。

Aruku 彼らの好物は竹、特に新芽。雨季の終わりのこの季節。あちこちから生えてきた竹の新芽を食べに、下にもおりてくるよ。とレンジャーさん。竹やぶに入って15分。カサカサッと音の方向、空を見上げると、竹の先がブルンと揺れ、黒い物体がもの凄い速さで通り過ぎた。オッ、もしや?!見逃したか・・・と思うと同時に、次から次へ左から右へ竹から竹へと飛び移るモンキー達。これだけ続けば見逃すはずもなく、瞬きしたって大丈夫。

Sono2_2 結局、どれだけいたのかわからない程のゴールデンモンキーに出会うことが出来ました。たまにシャッターをきる私達の方も見たと思ったら、木の上からオシッコ。。。雨が降り出したと思い、急いで合羽を取り出したのは私だけでした。

金の毛皮をもつ故に人々に乱獲され、その数が激減するという事態もありましたが(現在も全く密猟がないわけではない)、この先ゴールデンモンキーたちが、動物にも、人間にも、優しい森と共にずっと守られる事を祈るばかりです。(岩間)

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