2012年7月 5日 (木)

紫色のポルトガル桜の下で・・・ (ポルトガル)

先日ポルトガルのツアーから帰国致しました。

6月のポルトガルはちょうど初夏の季節。
日中は明るい日差しとカラッとした気温、晴天率も高く、過ごし易い日々が続きます。
今回のポルトガルの旅では、思いがけず各地の花々を見る機会に恵まれ、各地で見た花々が印象に残りました。
北部のドウロ渓谷では、畑にザクザク足を踏み入れてゆくと、白く小さなオリーブの花が咲き残っていました。まるでジャスミンのような、金木犀のような、何とも言えない微かな匂い。穏やかな春を連想させ、ふんわりとした気持ちになります。

120605第2の都市ポルト近郊の田舎町ラテスでは住民達が夜を徹して敷き詰めた、花絨毯が町の路地を飾っていました。
サンペドロ教会から始まり、町外れまで延々と町の路地を飾っています。高齢化が進むこの小さな町で、おじいちゃんおばあちゃん達がこの花びらを一つ一つ絨毯のように敷き詰め、路地を埋めて行くのは大変な作業だったに違いありません。
風で飛ばされそうな軽い花びら一枚一枚に重みを感じながら、花絨毯の路地を歩きました。
この花絨毯はたった一日の間、町を飾っただけで、翌日の聖体祭のミサ行列はこの敷き詰めた花びらの上を歩いて教会へ向かうのです。
オリーブのように長らく残る花もあれば、たった一日で尽きてしまう、短い花の命もありました。

私が特に印象深かったのは首都リスボンで見たジャカランダです。120605_2

今まで、数々の写真や南米、アフリカの各地で咲いたジャカランダを見てきましたが、これほど濃密な紫色で、花が密集している満開のジャカランダを見るのは初めての体験です。
(この濃密な紫のジャカランダを上手く写真に撮れなかったのが残念ですが・・・。)
このジャカランダの並木道を見た瞬間、季節も色も全く違うのに、真っ先に頭に浮かんできたものは日本の桜でした。

我々日本人が春を心待ちにしているように、ポルトガル人は楽しいバカンスの始まる夏を心待ちにしているのかも知れません。
私達日本人が満開の桜を見て春の到来を実感するように、きっとポルトガル人もこの満開のジャカランダを見ていよいよ夏がやって来た事を実感し、そわそわと落ち着きが無くなるのかもしれません。

「やはりポルトガル人にとっての桜は、ジャカランダなのだ。」

満開のジャカランダの下で、ポルトガル人と日本人の共通点を勝手に見出したのでありました。(上田)

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