カルスト地形の本家、スロヴェニアで鍾乳洞探検!
先日、ユーラシア旅行社の「スロヴェニア・クロアチア物語」の旅から帰国しました。
スロヴェニアはカルスト地形の国です。石灰岩の大地に雨水などが浸食し洞窟を作りまた。そこに石灰分を含んだ水分が凝固して鍾乳石ができ、大きな鍾乳洞を作り上げました。
今回のツアーでは、スロヴェニアで2つの鍾乳洞を見学しました。一つ目のポストイナ鍾乳洞
は、規模の大きな鍾乳洞です。トロッコ列車に乗り込み、鍾乳石を見ながら奥地へと進みました。まるで遊園地の乗り物を経験してしるよう。終点からは歩いて見学です。鍾乳石にはスタラグマイトと呼ばれる円柱状のものと、スタラクタイトと呼ばれるつらら状のものがあります。さらにストローと呼ばれる、まさにストロー状のものなど、いろいろなタイプのものが見られます。大きな鍾乳石には名前がつけられていて、巨大な「アイスクリーム」や「オルガン」など、歩いていると様々な形のものに出会いました。名前のないものであっても、幻想的な形には想像力をくすぐられ、勝手に名前をつけたくなどほど。
そして、2つ目に訪問したのはシュコツィアン鍾乳洞。こちらはまだあまり観光開発がされていませんので、すべて自分の足で歩いて見学しました。ここでも「熊」や「怪獣」などの形の鍾乳石を見学しながら、薄暗い洞窟を探検気分で歩きました。シュコツィアン鍾乳洞はユネスコ世界遺産に登録されているのですが、登録理由は「ドリーネ」という地底湖があるからです。アップダウンを繰り返しながら歩くと、足元のはるかにしたに川が流れているのを発見。ドリーネに流れ込む川です。洞窟の中で流れる川に出会うとは驚きの光景でした。
スロヴェニアの鍾乳洞のあるこの地方はクラス地方といいます。この「クラス」という言葉が、石灰岩の「カルスト地形」の語源となったのです。まさにカルスト地形の本家で、巨大な鍾乳洞を満喫してきました。 (斎藤さゆり )
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