2012年8月 9日 (木)

バスに乗って線路を走る!?線路にのってバスで走る?!(スイス)

Dscf2127先日、「氷河特急1等車で行く ヨーロッパ3大名峰とスイスアルDscf2144プスを楽しむ旅 10日間」より帰国しました。スイスの魅力は数々あれど、一番の魅力としては100年前まではごく一部の決死の登山隊しか決して見る事のできなかった見事な山の絶景が、今では誰でも歩かなくても気軽に見ることができるという事に限ります。そしてそこまで我々を運んでくれるのは鉄道やゴンドラ、ケーブルカーやロープウェイという様々な乗り物です。今回の旅は、アルプスの自然を楽しむ旅ですが、同時に乗り物好きにとっても乗り物三昧の旅となるのです。また今年は特に記念すべき年でユングフラウ鉄道が開通してから8月1日で100周年を迎えました。ユンググラウ鉄道とは、日本人にも人気のグリンデルワルトから登っていきアイガー、メンヒなどの山々とお花畑が美しいクライネシャイデックよりユングフラウの山頂手前の標高3454mのユングフラウヨッホ駅まで進む全長9.3キロメートルの鉄道です。

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何がすごいかというと、アイガーの山の中にトンネルを掘りその中を進んでいくのです。しかもその工事は1896年に開始されました。1896年という年は日本では明治29年。東海道線は明治22年には全通していましたが豊田佐吉が自動織機を発明した年です。そんな時に標高3500m近くまでトンネルで登山鉄道を頂上までつくろうというその発想。全くもって人間の力って凄いんだなって感心してしまいます。

さてそのスイスですが、今回のツアーでは氷河特急一等車の全線乗車をはじめ、氷河特急とともにその一部区間が世界遺産に登録され、氷河や湖の車窓風景が美しいベルニナ線など車窓の美しい景色をご覧頂く列車、また標高3000mまで一気に登っていくケーブルカー、蒸気機関車が250パミールという急坂を押し上げて山頂まで行くブリエンツ・ロートホルン鉄道、マッターホルンの絶景を一人占めできるゴルナーグラード鉄道など数々の鉄道だけでなく、ブリエンツ湖のクルーズでランチを食べたり、もちろん大型バスでの移動からの車窓風景もスイスらしい牧歌的な風景を楽しめました。

1その中で一つ珍しいのがカートレインです。これは車の渋滞緩和と環境問題も考えバスや車を列車に積載してアルプスを抜けるトンネルを走るものです。その中でも特に大型バスは、車幅ギリギリの列車にそのまま乗るので、ドライバーにとってもとても集中する瞬間だそうです。サイドミラーも折りたたまないと入らないので、ドライバーの緊張感も高まります。今回はベルンからツェルマットまでのレッチェベルク鉄道のカンデルシュティーク~ゴッペンシュタイン区間の約15キロのトンネルを抜けました。列車から降りるとそのままバスで走るというものです。実際はバスの座席に座っているのですが、揺れは線路独特の鉄道の揺れなのでなんだか不思議な気分になった事はいうまでもありませ3
ん。そういえば今は廃止になってしまいましたが汐留から東小倉まで走るブルートレインに車を積めるカートレインというのがありましたが、懐かしいですね。アルプスを抜けるルートは昔から峠やトンネルの難所でしたが、今ある渋滞がひどいゴッタルド道路トンネルをモーダルシフトにさせる目的で工事中のゴッタルドベーストンネルが2018年に完成すれば、青函トンネルを抜いて世界最長のトンネルとなる予定で、高速列車が開通すればチューリッヒ~ミラノ間が1時間短縮されるそうです。

船からカートレインまで様々な乗り物を楽しめるスイス。また乗り物だけでなく歩くルートもそれこそ無数にあり、お気軽ハイキングから本格的なトレッキングまでそれぞれのニーズに応えられる懐の深さがスイスのアルプスなんです。またもちろん晴れるのが何より一番ですが、たとえ雨でも野花を見ながらの瑞々しいのハイキング等を楽しめる、そんな所もスイスの懐の深さなんです・・・・・乗り物三昧の最後としては成田到着後、今でも30年前の成田空港開港時の地下ホームが廃墟のように残る京成電鉄の東成田駅に立ち寄って帰るのも粋なものです。(吉枝)

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