【ウズベキスタン・ブハラで一品探し!】
先日、「サマルカンド・ヒワ・ブハラ世界遺産周遊の旅8日間」のツアーより帰国致しました。 このコースは、17世紀の面影を残すヒワ、イスラム世界で政治経済の中心として栄えたブハラ、そしてブルータイルが美しい中央アジアの中心都市サマルカンドなどを中心として、ウズベキスタンの世界遺産全てを訪れる他、民族舞踊や名物料理もお楽しみ頂ける内容です。 5月末にも、同じツアーの添乗に行って参りましたが、何度訪れても魅力尽きない地でございます。 前回は、タイムスリップする街・ヒワをご紹介致しましたが、今回は、ブハラの街についてお話します。 ブハラはカラハン朝、ブハラ・ハン国の首都であり、かつてサマルカンドと並んで栄えた二大都市のひとつでした。町の名はサンスクリット語の「僧院」に由来するそうです。 5世紀の唐書には「不花刺」の名前でソグド人の町として記録に残されています。チムール帝国以後16世紀半ばまでブハラ・ハン国の王城として栄え、インド・中国・ロシアへの交易路が交差する商業都市として発展しました。歴史的建造物の建ち並ぶ旧市街は、現在、世界文化遺産に指定されており、修復・復元が進んでいます。
シルクロードの商業都市として栄えた面影は、今でも色濃く残っており、その様子を見ることができます。ブラハの街中には、タキと呼ばれる交差点を丸屋根で覆ったバザールがあります。ブハラには3ヶ所のタキが今でも営業しています。 北からタキ・ザルガラン(宝石商の市場)、タキ・テルパクフルシャン(帽子商の市場)、タキ・サラファン(両替商の町)の3つで、かつてはそれぞれの目的に応じた市場だったそうですが、今ではたくさんのウズベキスタン土産が並んでいます。
ここでお勧めのお土産は、コウノトリのハサミ。コウノトリはウズベキスタンにおいて大切にされている鳥です。特にブハラではシンボルとなっており、雄と雌のセットでお土産に購入される方がたくさんいらっしゃいました。 また、ブラハは、 ウズベキスタン産の刺繍布「スザニ」の発祥地とされ、国内でも品質が良いことで有名です。手の込んだ刺繍と遊牧から生まれたウズベキスタンの柄と色の組み合わせは、他国では見ることが出来ません。 どのタキも活気があり、人で溢れています。タキでの買い物は値切るのが当たり前!値切り交渉で手に入れたお土産は、忘れられない一品になることでしょう!(飯野)
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