秘境の中の秘境カバナヤンに宿泊(ギアナ高地)
先日、ユーラシア旅行社の「緑の魔境ギアナ高地とテプイの懐深く 9日間」より帰国致しました。この時期は雨季から乾季に移り変わるベストシーズン。今年は雨季の時期に雨が多かったため、エンジェルフォールを始め、グランサバンナにあるカマの滝やチナクの滝も思わず声を失ってしまうほどの大迫力でした。
最近ではギアナ高地も決して珍しい旅行先ではなくなってきています。エンジェルフォール観光の起点となるカナイマには比較的快適なロッジが建てられたり、お土産屋ができたりと観光化が進んでいます。そんな中、このツアーではまさにギアナ高地というような、秘境の雰囲気が味わえるカバナヤンに宿泊しました。カバナヤンの一番のポイントは、ソロロパンテプイ(卓状大地)の麓にあるということ。まわりには観光地を思わせるお土産屋や立派なホテルはもちろんのこと、民家などもなく、野原の真ん中にロッジが建っているだけです。大自然の中に建つロッジから見上げるテプイは大迫力でまるで異次元の世界にいるようでした。
カバナヤンまでの道のりは、ギアナ高地ツアー中で最もハードな移動となりました。アフリカなどの秘境を回られた方々も目を丸くするような光景。岩場を走り、川の中を走り、上下左右へ体が揺すられます。わずか6kmの道のりを1時間以上かけて到着。夜に到着だったため、辺りはまっ暗で何も見えません。懐中電灯を照らしながら、ロッジに入りました。まだまだ設備が整っていないため、シャワーは水のみし使えず、夜間はロッジ自体が停電となってしまいます。今回は雲
が多く、満天の星空とまではいきませんでしたが、ホタルの光に包まれ、目の前を流れる川のせせらぎを聞きながらの就寝となりました。
そして翌朝、少し早起きをして外に出てみると、朝霧の中にうっすら浮かび上がるソロロパンテプイが目の前に!前日の悪路や不便さが吹き飛んでしまうような光景です。朝食を済ませる頃には、ソロロパンテプイはまた雲の中に。少しがっかりしながら、車に乗り、昨夜のガタガタ道を戻りました。ふと振り返ると雲が晴れ、大迫力のソロロパンテプイが!秘境を存分に堪能した一夜は忘れられない思い出の1ページとなりました。(丸谷)
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