2012年11月13日 (火)

紅葉が見頃のグルジア軍用道路

Photo_3 先日、ユーラシア旅行社の「コーカサス三国への旅13日間」の添乗より帰国しました。コーカサスという名称の由来は北コーカサス(ロシア連邦領)と南コーカサス(アゼルバイジャン、グルジア、アルメニア)を分断しているコーカサス山脈からきており、4000m級の山々が連なるコーカサス山脈の雄姿を堪能することができます。ちょうど10月は紅葉のピークを迎えており、黄や赤のコントラストに染まった木々がとてもきれいでした。

 

なかでも“グルジア軍用道路”はその名前からは想像できないほど大自然の山々に囲まれた景勝地でした。

19世紀に帝政ロシアの軍隊が南下政策のために整備して以来、ロシアとコーカサス地方を結ぶ峠道として重要な役割を果たしたため“軍用道路”と名付けられましたが、その後の鉄道や海運の進展によって軍事的用途は衰退した後も当時の名残でそのように呼ばれています。

バスで一本に伸びる軍用道路を走っていくと、途中でジンヴァリ貯水湖の湖畔に佇むアナヌリ教会が見えてきます。派手さこそありませんが、湖や山の自然との調和も取れていて趣深い教会です。その後、最高地点(2400m)の十字架峠を越えると一面なだらかな丘に放牧された羊の大群に出くわしました。昔からいつまでも変わらないコーカサスの風景になんだかホッとします。

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そうして山道を走り最終目的地であるカズベキ村に到着。残念ながらグルジア第二の高峰カズベキ山(5050m)は雲の中でしたが、ロシアとの国境まで数キロに迫る奥地の村までやってきた実感は十分に得られました。近年、民族紛争もありロシアとグルジアの外交関係は良くないこともあり少し緊張感が走る車内でした。

 ソ連解体後にそれぞれの道を歩み始めたコーカサス三国は、未だ民族紛争や国内難民などの問題を抱えていますが、各首都を中心にめざましい経済発展をとげていることはツアー滞在中にもひしひしと感じました。


 
 コーカサスの山々に囲まれた小国であり、大国に翻弄されてきた歴史を持ちながらも力強く発展を続けるコーカサス三国の一つグルジア。かの文豪プーシキンやレールモントフらの詩人も魅了したコーカサスらしい風景がこれからも失われないことを望むばかりです。(小畑)

コーカサス(グルジア、アルメニア、アゼルバイジャン)へのツアーはこちら

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