ティカル遺跡と大自然(グアテマラ)
マヤ遺跡の中でも、ティカルは高い神殿がジャングルの中に聳える姿から摩天楼、ニューヨークと譬えられることがあります。今回のツアーでは映画「スター・ウォーズ エピソード4」でもモデルになった遺跡内で1番高い4号神殿に登ることが出来、70mからの景色を満喫しました。その他にもメキシコのテオティワカンの建築様式の影響を受けた5号神殿や、セントラルポリスではシャーマンによる儀式を見学し、4時間の見学もあっという間でした。
遺跡見学以外にもティカルを楽しむ方法、それは動植物と出会うことです。雨季を終えたばかりの木々は青々と生い茂っています。特に入り口付近には樹齢100年以上のセイバの木があります。マヤ神話「ポボル・ブフ」にも登場し、マヤの人々にとっては大変重要な樹木でもあります。昔の人々は、地下世界、地上界、そして天上界を繋いでいるものをセイバの木だと考えていました。そして世界の中心、東西南北を司るものとも言われるだけあって、どこか厳かな雰囲気を醸し出していました。また、今回はマヤ暦のカトゥン(20年)を記念して建てられたコンプレッホQにてタランチュラに遭遇し、コウモリ神殿の近くでは野生の七面鳥に出会いました。ガイドによると、森の奥深くにはジャガーも棲んでいるそうです。また、10km遠い距離までも届くホエザルの鳴き声や、カラフルで美しい鳥の囀りを聴きながらジャングルの中を散策しました。
ジャングルの中から、太陽の光を浴びて現れる高い神殿の美しさには思わず時間を忘れてずっと眺めていたい衝動に駆られます。広大な遺跡内を、賑やかな動物たち、そして濃い緑の植物たちに囲まれて気持ちよく見学することが出来ました。(竹本)
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