2012年12月 6日 (木)

週末に行こう!熊野古道の旅(和歌山・三重)

Kodo 先日、ユーラシア旅行社の「語り部とゆく熊野古道・中辺路と川の古道舟下り 3日間」の添乗に行って参りました。
熊野古道は紀伊半島の南部、和歌山県と三重県に広がり、老若男女、身分の高い低いに関わらず、どんな人でも救ってくれる寛大な神々が住まう場所。10世紀から13世紀の頃には、上皇や武士、庶民までもが死後、浄土に導いてもらえると信じて、日本全国から何週間もかけて遠路はるばる、熊野本宮大社、熊野速玉大社そして熊野那智大社の熊野三山を詣でました。当時の人々が歩いた参詣道が現在の熊野古道で、全部で7つあるルートのうち、5つが2004年にユネスコ世界遺産に登録されています。今回ツアーでご案内したのは、昔から多くの参詣者が歩いた「中辺路(なかへち)」と呼ばれるルート。杉やブナが生い茂り、まさに「古道」という言葉がぴったりの道。

Nachi 私たちが訪れた三日間は、前日まで降り続いた雨が止み、素晴らしいお天気に恵まれました。秋も深まり、少しヒヤッとした空気の中を、もみじや大銀杏の紅葉を愛でながらすがすがしく歩くことが出来ました。かつてはこの道を平安装束をまとった上皇たちや和泉式部が歩いたんだなぁと思うと、感慨深いものがあります。
熊野古道といえば、真っ先に思い浮かぶのが日本三大名瀑のひとつである那智の大滝。バスで行ってしまえば楽ちんですが、せっかくお参りにきているのですから自らの足で歩いてみたい!私達は大門坂から険しい石段を上り続け、那智の大滝を望む熊野那智大社をめざしました。ちょっとハードな道ですが、自らの足で歩かないと味わえない楽しみ方も色々あります。ユーラシアの旅では、熊野古道を知り尽くした語り部さんが同行し、普通であれば通り過ぎてしまうような、小さなお地蔵さんや可愛らしい花々の前で歴史と縁のある話をしてくれるので、疲れを感じることなく、あっという間に熊野那智大社に到着することができました。そこで私達を待っていたのは大きな朱色の社殿。イザナミノミコトを主神として12柱の神々を祀っています。イザナミノミコトは万物を生み育て、農林、水産、漁業の守護神、また縁結びの神様としても崇められています。古来日本では山や川、木々などにも神がやどると考えてられてきたため、もちろん、日本最高の落差を誇る、那智の大滝への信仰も熱心でした。
 
Yunomine そして、紀伊半島のもうひとつの魅力といえば温泉です。私たちは、湯の峰温泉と南紀勝浦温泉を訪ねました。湯の峰温泉は日本最古の温泉といわれ、一説によると1800年ほど前に発見されたといわれています。古来の人々は熊野へ詣でる前にこの温泉に浸かり、それまでの長旅の疲れを癒したそうです。露天風呂に浸かり、自然が奏でる音に耳を傾け、見上げれば美しい星空が広がる・・・昔も今も変わらない熊野の空気を感じながら目をつぶると、なんだかタイムスリップしてしまったかのように、当時の情景が浮ぶようでした。(三橋愛子)

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