やっぱりゴリラでしょ。(ウガンダ)
『ゴリラには絶対に会えるのかしら?』食事中にふと出た言葉。そんな不安は、最初は誰しも感じるのではないでしょうか。それもそのはず、皆様、ゴリラに会いたくて、会いたくて、はるばる日本から遠いウガンダまでやってきたのですから・・・。
『大丈夫です。可能性は95%ですから』(現地レンジャー談)
先日、「ウガンダ探訪~マウンテンゴリラの棲む森へ~9日間」のツアーより帰国しました。アフリカの穀倉と言われるウガンダは、アフリカの他の国々に比べても、豊かな緑が印象的な国。トウモロコシやサトウキビ、紅茶にお野菜と、移動中の車窓でも、のどかな田園、段々畑の風景に癒される。白ナイルの源流や鳥の楽園、クイーンエリザベス国立公園なども見学。そして、ゴリラの棲む森、ブウィンディへ。さて、期待のゴリラには会えたのでしょうか!?
ゴリラトレッキング当日、ゴリラに会うために、色々な注意点などレクチャーを受け、レンジャーを先頭にいざ、出発です。山あり谷ありの道なき道をひたすらゴリラを求め前進。休憩の度にレンジャーは先を行く別のレンジャーと連絡を取る。彼らは私たちより先に出発し、ゴリラを探す。ゴリラは前の日より1キロ~2キロしか移動しない。だからだいたいの目安はついているはずなのですが、なかなか嬉しいニュースが聞こえてこない。過去のゴリラトレッキングは約2時間で出会うことができた。が、今日は何かが違う。それは、私たちが道中にたびたび見かけた大きな動物の糞にあった。その糞とはなんと象の落とし物。『えっ、象はいるとは聞いていたが、こんなところを歩いていたの?!』どうやら、象が夜中歩き回ったことで、ゴリラはいつもよりずっと上の方まで移動してしまったらしい。でも、ゴリラに会うために、行くしかない!
ポーター達に引っ張られるように歩き続ける。と、しばしの休憩中、また前を行くレンジャーより連絡が入る。ゴリラは見つかった。が、象に邪魔されたゴリラは少々不機嫌。ドラミング(胸をたたく行為)をしているらしく、しばらく待ってとの事。(95%の可能性は?)少し不安になりましたが、その後すぐにゴーサイン。歩き始めてから約4時間、目の前に黒い物体が見えた時には、正直、嬉しいより、ホッとしました。そこからゴリラとの対面は一時間。彼らの日常を邪魔しないよう、興奮を抑えゴリラ達を見守りました。
あっという間の一時間。名残惜しいがストレスを与えない為、後ろ髪引かれながら森を後にしました。
日本からウガンダは遠い。そしてそこからの道のりも。でも、この道のりがあるからこそ、ゴリラへの想いも高まり、そしてやっと会えた時の感動は言葉では表現できないものがある。
昨日、家に帰ると、机の上に置かれていたゴリラの絵葉書。今回ウガンダから出した絵葉書だ。彼らからのラブレターにも思え、また会いたい気持ちが募るのでした。(岩間)
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