ポカラで新春を迎える(ネパール)
先日、「ネパール・ヒマラヤの日の出とアンナプルナ遊覧飛行9日間」のツアーより帰国致しました。
このツアーでは首都カトマンズから西へ200kmのポカラと、カトマンズ近郊に位置するナガルコットの丘にてヒマラヤの雄姿をご覧頂くことができます。
さらには日の出や日の入りも楽しむことができ、それに伴ってヒマラヤの山々が赤く染まっていく様子も見ることができました。
今回年末年始のツアーであり、年越しはポカラで迎えました。
そして初日の出はホテルの屋上で観賞することになります。朝食後、私たちは期待に胸を膨らませながら屋上へ。しかし空を見上げるとどんよりとした曇り空で、前日の夕方にはきれいに見えていたはずの山々はまったく見えませんでした。
東の方角は徐々に明るくはなってきましたが、初日の出は期待薄か・・・。誰もがあきらめかけていたその時(時間は確か7:05頃)、東の空からちょこんと太陽が姿を現わしてくれました。
ひとまず無事初日の出を拝むことができましたので、皆で祝杯を挙げ、初日の出に向かい今年1年の目標や願い事などを祈りました。で、私は何を祈ったかといいますと・・・それは秘密です。それから10分程後には太陽は上の雲へ入っていってしまいました。
本来なら初日の出の余韻が冷めぬまますぐにホテルを出発し、アンナプルナ遊覧飛行を楽しむ予定でした。
しかしガイドさんが空港へ連絡を入れると、使用機材がまだ来ていないから1時間後に来てほしいとのこと。
とりあえず私たちはいったんお部屋で待機。そして1時間後ポカラ空港へ。使用機材は空港に到着していましたが、天気はどんよりしたまま。ここで飛行機が無事飛んでも、アンナプルナの雄姿は果たして見られるのであろうか?
誰もが皆そんな不安を感じたまま30人乗りの小さなプロペラ機に乗り込みました。その後離陸し、徐々に高度を上げていきました。するとどうでしょう。
分厚い雲を突き抜けた後、私たちの視界に広がったのは、雲ひとつない真っ青な空!そしてその空の下に聳え立つアンナプルナの山々でした!
その瞬間誰もが皆一心不乱にシャッターを押したのは言うまでもありません。
まず飛行機は西へ向かい、世界で7番目に高いダウラギリ(8167m)まで行った後、Uターンし今度は東の方向へ。
その時印象的だったのがマチャプチャレ(6993m)で、ポカラ市内から見るマチャプチャレはマッターホルンの如くきれいな三角形の頂が特徴的ですが、飛行機から見ると何と頂が2つもあるのがわかります。これがマチャプチャレ(ネパール語で「魚の尻尾」)の名の由来となっているそうです。
世界で8番目に高いマナスル(8163m)まで行った後空港へ戻りました。
下界の天気はどんよりしたままでしたが、飛行機から降りるときのお客様の顔は今朝見たばかりの初日の出の如く晴れやかであったことは言うまでもありません。こうして約30分の遊覧飛行の余韻に浸りながら空港を後にし、この日はポカラ市内観光を満喫しました(その後天気もよくなり街から山々もきれいに見えました)。
さらに翌日、今度はサランコットの丘にて日の出を観賞しましたが、この日は日の出も山々もきれいに見えました。特にご来光前後の山々は赤く染まり、それはもう神秘的な光景でした。
こうしてこの日の午後、名残惜しいままポカラを後にし、飛行機でカトマンズに戻ったのでありました。(斉藤信)
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