雨季のウユニ塩湖にどっぷり浸かる!鏡の世界の楽しみ方(ボリビア)
先日、ユーラシア旅行社の「マチュピチュ、ナスカとウユニ塩湖大周遊 12日間」の添乗より帰国しました。現在、ペルーもボリビアも季節は雨季。ハイライトのマチュピチュ遺跡やウユニ塩湖の観光では、どうか晴れて欲しい!という私たちの願いが空に届き、見事、乾季と見紛うばかりの快晴が続きました。
大地一面が巨大な鏡と姿を変える、雨季のウユニ塩湖。今年は雨量が多かったようで湖の水量は私たちのふくらはぎ位までに達していました。見上げると真っ青な空に所々に浮かぶ雲、そして足元にも全く同じ光景が映し出され、いったい地平線はどこにあるのだろう?と不思議な感覚に陥ります。それもそのはず、ウユニ塩湖の面積は広大で約12,000平方キロメートル、四国の約半分の大きさがあるのです。湖の中に立ってみるとあまりに広大さにその大きさは実感できませんが、空だと思っていた遥かかなたに、米粒ほどの大きさの走るジープを発見すると、あんなに遠くまで続いているんだな~と驚いてしまいました。
そんな不思議な光景が広がる雨季のウユニ塩湖の楽しみは様々!ジープや人を入れて撮影するだけで誰でもポストカードのような芸術的な写真が撮れるのが魅力。そこで、もっと素敵なウユニ塩湖の写真が撮れるコツを発見しました。ぜひ、ウユニ塩湖では赤や青、黄色といった原色の服を着てみてください。見渡す限り、青と白の世界が広がるウユニ塩湖では、鮮やかな色がとっても映えるのです。そして、ポーズは体全体で表現するのがお勧めです。万歳をしてみたり、片足を上げてみたり、二人だったら手を繋ぎ、ぐっと伸ばしてみるとその大きさが実感できる写真が撮れました。また、ちょっとした小道具を使うと少し変わった写真が撮れます。私は自宅にあった赤いゾウの人形とラクダを持っていきましたが、現地ですぐに手に入る、ジュースのペットボトルやリンゴなどの果物でも大丈夫。物をカメラのすぐ手前に置いて、遠くに人間が立ってポーズをとってみると・・・あら、不思議!遠近法で、人がゾウの背中に立っている写真やリンゴの上に立っている写真が撮れるのです。シャッターを押すのに夢中になっていると、あっという間に一時間、二時間・・・と経過していまいました。
そして、夕暮れ時、ウユニ塩湖は昼間とは全く違った表情を見せてくれました。ピンク色に空全体が染まったかと思うと、あっという間にオレンジ色に変化。沈みゆく夕陽が湖上に映し出され、夕陽が二倍に。大地が燃えているような、言葉では表現できない位、素晴らしい世界へとしだいに移り変わっていくのです。日が暮れた後の残映は少し紫色をしていて、物悲しくもありロマンチックでもあります。更にお天気に恵まれば、南十字星やオリオン座、天の川もうっすらとみることができるのです。何にもな~いと思っていたウユニ塩湖ですが、実はそこには大自然が与えてくれる、今まで体験したことのない想像以上の大きな魅力が待っいます。(三橋)
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