カプリビ回廊まっしぐら(ナミビア)
またどうしてこんな風に・・・。そもそもアフリカ大陸は1800年代後半にヨーロッパ各国によって勝手に国境線を引かれてしまいました。ここにもこんな理由が。<回廊を含まないナミビアは元はドイツ領。インド洋の進出を目指すドイツとイギリスの間で対立し、その結果、イギリスが現タンザニアのザンジバル島を獲得するかわり、ドイツは東海岸への通路となる
カプリビを獲得したわけです。が、しかし海へと繋がると思われた川は滝あり急流ありで、とても船が通れるような場所ではなかったのです。この時の取り決めが今に至るわけですが、ドイツやイギリスの土地でなくなった今、いったいここは誰のもの?と長年の国境紛争もあり、10数年前までは観光地として訪れることはできなかった場所です。そのカプリビ回廊が今、ひそかに注目を浴びているのです。
今までのナミビアの印象は赤茶の乾燥の大地にアプリコットカラーの砂丘。そこに緑という色彩は私にはありませんでした。しかし、カプリビには豊かな水、そして緑が沢山ありました。昔からここに住む人たちはトウモロコシやモロコシなどを作り、また魚を重要なタンパク源としてとっていたようです。
このナミビアらしくない?ナミビアのカプリビ回廊を西へ西へと進みます。途中には動物保護区もあり、運が良ければ、動物達を見ていただく事もできるのです。
まだ隠れた見どころを秘めるカプリビ回廊。一味違ったナミビアをお楽しみ頂けます(岩間)
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