天空の鏡にご用心
標高4000m近い高地、太陽が近く日差しは強烈なもの。
その上、天空の鏡です。
帽子で上からの紫外線を防いでも、足元には天然の鏡があるので強烈な紫外線は跳ね返り顔面に容赦なく日差しが当たります。
サングラスを着用し、露出する肌にはしっかりと日焼け止めを塗るのは当然ですが、意外な盲点は唇です。
湖面により反射した日差しによる被害は顎下と唇です。
なかなか日本では体験しない日焼け箇所ですが、焼けますと下唇が黒くなり腫れぼったくなり、ひりひりします。
食事などに支障が出るほどではないですが、用心にこしたことはありません。
唇にはリップクリームなり口紅をしっかり塗りましょう。
また日焼けしてワイルドに黒くなりたい!という男性の方にはウユニ焼けはお勧めできません。ウユニの日焼けは、黒くなるを通り越して火ぶくれを起こす軽いやけどになるからです・・・。男性陣もしっかり日焼け対策をして下さいね。薄手の長そでを着用して安心と思いきや、盲点は手の甲。山岳用の手袋をしていくとよいかもしれません。
10代か20代前半の日本人の若者と外国人の皆様は、半袖、短パン!足を太ももまでさらけ出して塩湖を堪能しておりましたが、はてさて・・・日焼け止めを何重にも塗っているからなのか、日差しの驚異を知らないのか・・・と一瞬大自然の中に開放的な気分で溶け込んだ人物と塩湖、と爽やかな光景にも見えますが、頭に思い浮かぶのは因幡の白ウサギ。夜にはどうなっていることかとハラハラして見ていました。
高地での高山病対策として睡眠不足はよくありません。
ひりひりして寝付けないのは危険です。
ちなみにウユニ塩湖での太陽光の反射率は、雨季で100%、乾季でも80%です。
夜に安眠できるように、これからウユニに行かれる皆様、日焼け対策を万全にしてお出かけ下さい。(高橋)
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