パナマ運河で大興奮!
「人類の叡智、パナマ運河横断の船旅」より帰国しました。マイアミに向かい、そこからカリブ海を通り、そしてパナマ運河を通過し太平洋に出て、ロサンゼルスまでの航路を2週間かけて渡る船旅です。
さて、今回の最大のハイライトとなるパナマ運河通過の日。前日までの船内でのパナマ運河講座や、船のスタッフからの情報収集、当日の動きのシュミレーションを各自済ませ、準備は万端!早起きをして船首のベストポイントでその時を待ちます。
そして、日の出とともにいよいよ最初の閘門に入門。水が注ぎこまれ、9万2千トンの船にいる私たちの目線の高さも徐々に変わって行きます。大西洋より26m高い湖に上がった後は、豊かな緑に囲まれた人口湖をしばらく進み、2つの閘門を下り、次の海へ。最後のミラ・フローレス閘門では、対岸に遊びに来た大勢の観光客が手を振ってくれ、なんだか自分が偉大な道を進んでいるような気分にさえなりました。
1914年にパナマ運河が開通したことにより、それまで南アメリカの南端を迂回していた航路は著しく短縮され、世界の物資の流れは大きく変わることになりました。その歴史的意義をもちろん感じましたが、何よりも100年も前に岩だらけの火山地帯を削り、高低差26mの湖とふたつの大海を結ぶという運河開通の技術と人々の努力にはとにかく驚かされるばかりでした。
「人類の叡智とは、またたいそうなタイトルを…。」とお客様からつっこみを受けながら成田を出発しましたが、パナマ運河通過後は全員がその言葉を実感することとなり、その晩の夕食は、興奮冷めやらぬ報告会となり「やっぱり人類の叡智だったね!」と大いに盛り上がりました。 (弥永)
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