2013年4月 4日 (木)

主食がバナナって??(ウガンダ)

先日、赤道直下のウガンダで野生のゴリラを見てきました。
野生のマウンテンゴリラはその名の通り、標高1500~2000メートル前後の山の斜面に棲んでいます。
当然のことながら、山の斜面、しかも密林に棲んでいる野生のゴリラに会いに行くのは並大抵のことではありません。
赤道直下の密林を切り開きながら道なき森を突き進み、急斜面を必死で攀じ登った後には下りで滑って転んで尻餅をつきまくり、ホッとしたのもつかの間でうっかりドロドロの湿地に足を突っ込み、下半身はドロンコ、全身汗ダラダラになりながら、ようやく野生のゴリラに遭遇しました。

惚れ惚れするような厚い胸板と背中の隆々とした筋肉。そしてグレーの背中模様が立派な風格を漂わせるシルバーバック。(シルバーバックとは群れのリーダー)
そして傍らには小さな胸をポコポコ鳴らして精一杯の背伸びが何とも可愛らしいチビゴリラが駆け回る。
ほのぼのとした平和な群れをじっくり観察してきました。
このツアーのハイライトは勿論ゴリラですが、ウガンダには赤道やナイル川の源流とされる場所や広さ世界第三位のビクトリア湖など見どころはいっぱいあります。

そしてウガンダと言えばバナナ。Dscf2201
赤道直下の一年中温暖な気候下では、放っておいても無視しても、勝手にバナナは育ちます。街道沿いの市場には、必ずバナナの房が山積みにされ、トラックの荷台にぎゅう詰めにされて各地へ運ばれてゆきます。
たかがバナナと言うなかれ。
種類はなんと300種類以上。目にするものだけでも、果物としてそのまま食べる馴染み深い、いつものバナナや一本食べればお腹一杯になる巨大バナナから小さなモンキーバナナ、おやつに食べる焼きバナナそして料理用の「マトケ」と言われる青バナナ。
Dscf2200私達が知っているバナナは、僅かほんの一部なのです。
ウガンダで常に目にするのは、マトケと言われる、青々とした料理用バナナです。
見た目はまだまだ青くて食べられそうにもありませんが、皮を剥いて、蒸かします。
今度は蒸かしたバナナをすりつぶし、マッシュポテトのような状態にしてようやく完成。
このマトケは食べてみると、甘味も苦味も味は全くありません。

マッシュポテトのような食感で味を完全に無くしてしまったような感じです。
どうやら、この味のないマトケに、ウガンダ人は紫色のピーナッツソースや豆の煮込みやヤギの煮込み料理などをかけて食べるのが、ウガンダの主食のようです。

このピーナッツソースや煮込み料理はどれも濃厚でコクがあり、そのまま食べるとやや塩辛いのですが、無味無臭なマトケと一緒に食べると口の中でちょうど良い塩加減に薄まり、お腹が空いている時はいくらでも食べられそうです。
これがウガンダ人のパワーの源なのかもしれません。
今回、道なき道を、幾つもの険しい峠を越えドロンコになりながらも、山中深くに棲む野生のゴリラを見られたのは、このマトケ、バナナの力かもしれません。
(上田)

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