2013年4月17日 (水)

年に一度、パロのツェチュ祭!(ブータン)

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先日、ユーラシア旅行社の「幸福の国、ブータン王国8日間」の添乗より帰国致しました。今回は首都であるティンプーやプナカなど、ブータン西部を短い日程で効率良く回るツアーです。中でも3月下旬には年に一度パロで開催されるツェチュ祭の為に世界中、そしてブータン国中から人々が訪れていました。

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「ツェチュ」とは月の10日を意味し、チベット仏教の教祖グル・リンポチェの生涯の中で、重要な日と定められ、この日に法要を行う人々の元に再びグル・リンポチェが戻ってくると言われています。
パロのツェチュ祭は5日間通して行われ、チベット仏教の説話に基づいた舞が披露されます。中でも一番の盛り上がりを見せるのは「閻魔大王の裁き」です。私たちも人々の波に混じって観客席に腰かけ、皆で今か今かと始まりを待ちました。太鼓の音や、人々の話声で賑わう広場の真ん中に閻魔大王が現れ、死者は生前の行いを天秤に架けられた後、地獄行きか極楽行きかに分別されます。判断が下されるときには、先程まで賑やかだった広場は時が止まったように静かに結末を見守り、言葉が分からない私たちにもひしひしと緊張感が伝わってきました。
同行したガイドさんの話では、この場面を見て、六道輪廻を信じ今後は善いことをしようと決意を新たにする重要な演目なのだと言っていました。この裁きを見ることで、今までの悪行もなかったことになるのだそうです。
ツェチュ祭はこれだけでは終わりません。5日目の早朝から日の出にかけて、トンドルの御開帳も行われます。周りはまだ真っ暗で、蝋燭の灯りと、お坊さんの着ている衣服の紅が、とても神秘的な光景を作り上げていました。また、トンドルには、グル・リンポチェの八変化が描かれていますが、近寄って願い事をすると成就すると言われています。今年もトンドルに触る為に長蛇の列が出来ていました。そして何とこの日の午後国王と王妃も祭り会場に来てトンドルと最終日の舞を見ていたそうです!今回のツェチュ祭では、ブータンの国民の一体感、そして宗教への熱心さを改めて感じました。(竹本)

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