2013年5月31日 (金)

中央アジアに咲く花

先日、「中央アジア大周遊17日間」のツアーより帰国致しました。
このツアーでは、ユーラシア大陸の最奥、中央アジアの4か国を周遊します。旅はキルギスからスタートし、カザフスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンを陸路で越えていきます。
この国境越えが、このツアーの魅力のひとつです。待ち時間に現地の人と触れ合ったり、言葉は通じなくても笑顔で会話をしたりと、貴重な経験になります。
審査に時間がかかることがあるので、「国境越えがあるから、中央アジアは行けないわ」というお声を聞くこともしばしば。確かに、ヨーロッパの様に審査なしで入国できる簡単なものではないですが、この国境越えもひとつの観光として考えると、必ず良い思い出になることでしょう。

中央アジアもちょうど春を迎え、今回のツアーでは、移動中、車窓から野花を見ることが出来ました。それが、想像以上の美しさ!車内では歓声があがるほどでした。砂漠・ステップ地帯が多い乾燥地域で、まさかこんな花畑を見ることが出来るなんて、実際私も想像していませんでした。

Dscn2304_2特に、キルギスとカザフスタンでは、天山山脈を望みながら真っ赤に広がるポピーの絨毯の中で記念撮影!花壇などの人工的に作られたものとは違った、野生の美しさがそこにはありました。

そして、忘れてならない中央アジアの花、それは「女性」です。
中央アジアの民族衣装は華やかさの中にも細かい刺繍が施されていて、繊細さが魅力的です。きらきらとした民族衣装に身を包み、太陽に輝くブルータイルの街並みを歩いている彼女たちに、ついつい見惚れてしまいます。

Dscn2337ウズベキスタンの民族衣装はクイネクと呼ばれ、たっぷりとしたシルクのワンピースで鮮やかなアトラス模様が印象的です。
通常この下に同素材のズボンをはき、頭にはスカーフを巻きます。夏は暑そうに見えますが、直射日光を避け、服と肌の間に水蒸気の層ができる為、半袖より涼しいそうです。
今でも家庭で作られることが多いため、バザールの生地屋さんには色とりどりの布が並んでいます。
中央アジアを訪れると、いつも心が温かい気持ちになります。その大きな理由は、中央アジアに咲き誇る綺麗な花々なのかもしれません。(飯野)

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